将来はどうなるの?

注意欠如/多動性障害の名前の間に“/”が入るように、注意力散漫であることが目立つタイプもあれば、落ち着きのない多動性が目立つタイプもあります。また両方持っている子も多いです。

成長により社会性がついていきますので、子どもの頃のように、レストランや病院の待合室で走り回っているAD/HDの大人はいませんよね。

けれども、忘れ物が多かったり、部屋の片づけが極端に出来なかったり、後先考えず衝動的に行動してしまうなどの形で表れています。生まれつきの脳の機能障害ですから治療により治ることはなく、生涯にわたってその特徴は残っています。

これは健常児を育てるときも同様ですが、子どもの“出来ない”部分に親が固執し「なんとかここを改善させよう」とするのではなく、“出来ている部分”に着目しましょう。

落ち着きがなくても、必ず大好きなこと、興味のあることがあるはずです。そこを十分伸ばすことです。

それから、AD/HDの弱みであると思われることを“強み”ととらえてみましょう。

例えば衝動性ですが、これは裏を返せば行動力があることなのです。

将来はベンチャー企業の社長になったり、ずっと座って一つのことに集中する事務職は苦手でも、物怖じせずに顧客訪問ができるので、営業マンとして成績を上げたりすることもあります。

まとめ

冒頭にも述べましたが、子どもは衝動性があり落ち着きがないものです。親の判断で決めつけないで専門家に相談してみましょう。

もし心配であれば、発達障害を専門に扱っている精神科を受診するのも方法です。

いきなり病院に行くのは敷居が高い…。そんな場合は自治体の相談窓口(保健センター・子育て支援センターなど)に相談してみましょう。今、その場に留まって悶々と時を過ごしているよりも道が開けますよ。