ワイン「アワ・ワインのロゼ」(3980円)、チョコ「グアサーレ」(750円)

バレンタインの準備はすすんでいますか。

「今年はチョコだけでなく、赤ワインも一緒に贈りませんか」と、イタリア食材の輸入販売をしているノンナアンドシディの岡崎玲子さんは提案する。

「ワインとスイーツの組み合わせはあまり馴染みがないかもしれません。でも、赤ワインもチョコも共にポリフェノールを含んでいるので、赤ワインを飲みながら、チョコをかじると、よりおいしく食べてもらえると思います」

恵比寿にあるノンナアンドシディ ショップの店内

しかもただ贈るだけでなく、チョコとワインそれぞれのストーリーもつづった手紙を同封したほうが、贈られた人の胸に深く響くに違いない、と岡崎さんは説く。

「ご存知のようにワインには個性があります。どんな個性があるのか、貴方が選んだワインと、そのワイナリーのストーリーも書き添えたほうが、貴方の個性も伝えることができると思います。貴方が選んだワインとチョコを気に入ってくれたら、ふたりの関係がさらに発展するのではないでしょうか」

ふたりの今後が大いに期待できそうな、ストーリーを秘めたチョコとワインのカップリングを岡崎さんがセレクトしてくれた。

イタリア「ドモーリ」のチョコレートが愛される理由

チョコは、世界中のショコラティエやチョコレート愛好家から絶賛されているイタリアのドモーリの製品の中から選んでもらった。

トリノ(ピエモンテ州)に1994年に創業したドモーリは、イタリアなどで開催されるチョコレートコンクールで金賞を受賞している。

なぜドモーリの評価は高いのか。それはドモーリの創業者ジャンルーカ・フランゾーニが、カカオの品種別にチョコレートを手がけているからだ、といっても過言ではない。

ドモーリの創業者、ジャンルーカ・フランゾーニ

ジャンルーカは、あるきっかけでベネズエラでカカオの研究に着手。その結果、カカオはテノワールではなく、遺伝子であることを突き止めた。遺伝子なら接ぎ木ができる。そう考えたジャンルーカは、ベネズエラの農園の一部を借り受け、絶滅しそうなカカオを育て始めた。世界で0.001%しか現存しないとされる希少種クリオロ種を復活させた。

ドモーリのカカオ農園

現在それぞれのカカオの特徴を最大限に引き出した、魅力的なチョコレートを製品化している。

カカオの特徴を存分に楽しめるチョコレートとそれに合うワインを、贈る相手に合わせ、3つパターンを岡崎さんがチョイスしてくれた。