映画『グスコーブドリの伝記』親子試写会に登場した小松亮太

小栗旬が声優を務めるアニメーション映画『グスコーブドリの伝記』で音楽を担当した世界的なバンドネオン奏者の小松亮太が23日に都内で行われた本作の親子試写会に登壇した。

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本作は、宮沢賢治の同名作を基に、冷害にみまわれた森で暮らす青年ブドリが、その脅威に向き合いながら、自身が愛する人々を守るために奔走する姿を描く感動作。

小松は日本を代表するバンドネオン奏者、音楽家で、映画音楽を手がけるのは本作が初となる。小松は「どうやって映画音楽を作っていくのか…正直難しいんじゃないかと思いました。でも、やってみると本当に面白くて。いろいろな登場人物が出てくるのですが、それぞれのキャラクターが出てくる度に、各キャラクターのメロディと創造を働かせて作っていきました」と振り返り、集まった親子客の前で本作のメインテーマと、主題歌にもなっている小田和正作曲の『生まれ来る子供たちのために』を演奏した。

小中学生が集まった客席に小松は「僕の普段のコンサートだとありえない感じです(笑)。僕も小学生と中学生の子供がいるのですが、本作を楽しみにしています」と“パパの顔”を見せつつ、「この映画を観て“何のために生きるのか”を考えてもらいたいです。80年前に本作を贈り出した、宮沢賢治のハートに触れるつもりでぜひ観てください」と作品をPRした。

『グスコーブドリの伝記』
7月7日(土)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー