イクメンが増えてきた昨今ですが、やはり子どもと過ごす時間は、ママの方が多くなる傾向があります。不慣れなパパが子どものお世話をすると、体の洗い方や服の着せ方が、何だか雑だったり、たまにお出かけや送り迎えを頼んでも、大事なものを忘れたり…。

育児に関しては、「どうもパパは頼りない」「不安で任せられない」と思っていませんか?

でも実は、不慣れでちょっと頼りない「パパ育児」だからこそ、子どもたちに良い影響を与えるケースもあるのです。

今回は、周囲のパパたちを観察・リサーチして気づいた「パパ育児」のメリットを5つお伝えします。

1.汚れ・散らかしに寛容

「服が汚れるから、さわっちゃダメ!」「またこんなに散らかして」…ママなら誰しも、子どもといっしょにいるときに、何度となくこんな言葉を口にしているのでは?

小さいうちはなるべく行動を制限せず、自由に遊ばせてあげたいと思っていても、あとで洗濯や片づけをすることを考えると、つい気になってしまうんですよね。

その点、一般的に、パパたちは、ママよりも、子どもが服を汚すことや部屋を散らかすことに対して大らか。まったく気にしない(気づかない)パパも少なくありません。

そんなパパといっしょなら、子どもたちも、室内では遠慮なくオモチャを部屋いっぱいに広げ、外では泥水のぬかるみで足をバチャバチャしたり、土や植物、虫などにさわってみたりして、のびのびと遊べます。

2.見栄を張らない

女性が集まると、ついつい見栄を張り合ってしまうもの。

ママ友同士で子どもの成績や習い事の成果をさりげなく自慢し合ったり、他のママの目を意識して服装や髪型に気合いを入れたり、遠足や運動会のお弁当づくりに血眼になったり…。こうしたことは、程度の差こそあれ、どんなママにも身に覚えがあるはずです。

もちろん、パパにもパパなりの見栄やプライドがあるとは思いますが、多くのパパは、通常、ママのようには周囲の目を気にしないもの。

ママ同士の自慢合戦や見栄の張り合いが激化していて、「他のママと顔を合わせるのが憂うつ…」というときは、子どもの行事の付き添いや習い事の送迎などをパパに代わってもらうのもいいかもしれませんね。

3.感情的になりにくい

一般的に、ガミガミ、イライラがエスカレートしやすいママに比べると、感情的になりにくいのもパパのいいところ。子どもを叱るときには、パパの冷静さが威力を発揮します。

ママがガミガミ叱っても聞いてくれない子どもが、パパが論理的に説明すると、素直に「わかった」と納得してくれるというケースも少なくありません。

保育園や幼稚園の先生に子どものことで相談やお願いをするときにも、パパが話した方が、問題点がはっきりして、子どもの現状やどうしてほしいかが伝わりやすそうです。