NTTドコモ 20周年スペシャルドラマ『夢の扉 特別編「20年後の君へ」』

7月1日(日)夜9時から放送となるNTTドコモ20周年スペシャルドラマ『夢の扉 特別編「20年後の君へ」』のスペシャル映像が解禁された。同作で“夢の扉”を開こうと奮闘する人々を演じる中井貴一、坂口憲二、向井理が、作品に込めた熱い想いを語っている。

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同作は、2004年10月の放送開始から好評を博しているNTTドコモ提供のドキュメンタリー番組『夢の扉』(現在は『夢の扉+』に改題)のスペシャルドラマ版。『夢の扉』は、世界各地でさまざまな分野で活躍する“挑戦者”たちを追い、ナレーターの中井貴一、坂口憲二、向井理が紹介していく人気番組だ。今回NTTドコモ創立20周年を記念したスペシャルドラマでは、ナレーターを務めている3人が俳優として“挑戦者”たちを演じている。日本とバングラデシュを舞台に、家族を省みなかった仕事人間のサラリーマン・澤田雄一郎(中井)が突然のガン宣告を受けたことを機に、残されたわずかな時間を使って家族の夢を応援する姿を、複数のエピソードを絡めて描く。

解禁されたスペシャル映像には、澤田の長男・大地(田中圭)が働く造園の経営者・中山(坂口)が、自然の石を使って災害に強い“最強の壁”を作る事業と本業の狭間で苦悩する姿や、澤田の長女・麻理子(忽那汐里)とバングラデシュの子どもたちを支援するNGO主催の石川(向井)が夢の実現に向けて奔走する姿が映し出されているほか、中井、坂口、向井の3人が、大人になっても夢を持つことの意味、夢と現実の狭間で戦うことの意義、夢を叶えるために大切なことについて語っているインタビュー映像も収録されている。夢を掲げにくい日本の現状を考慮した上で、リアリティーに満ちた作品を作り上げるための想いを吐露しているが、演じる役柄と彼ら自身の想いが重なったメッセージが本編のダイジェスト映像とともに熱く胸を打つ。

また、物語はフィクションだが、日本が世界に誇るテクノロジーや、実在の人物と団体に着想を得て作った実話が3種類、盛り込まれている構成もポイント。熱い志を持って未来を切り拓いた実在の人物や活動をベースに構築したストーリーは、夢に迷う人たちへの応援メッセージになると同時に、今自分は何を目的に生きていかなくてはいけないかを再確認する一助になるに違いない。夢の実現は容易ではないが、行動を起こさなければ何も始まらない。シンプルだが、大切なテーマに気づかされるドラマの誕生と言えそうだ。

NTTドコモ 20周年スペシャルドラマ『夢の扉 特別編「20年後の君へ」』

文:鴇田 崇