DM100

キングジムは、11月8日、デジタルメモ「ポメラ」シリーズに、ストレートタイプのキーボードを採用した最上位モデル「DM100」を追加し、11月25日に発売すると発表した。価格は3万7800円。

記者会見の席上で、宮本彰社長は、「2008年11月に初代の『DM10』を発売し、今年でシリーズ累計販売台数20万台に達した。これからも独創的で役立つ製品を開発・販売していく」と挨拶した。

「ポメラ DM10」は、メモを取ることに特化したデジタルツールで、電源オンから約2秒で起動するストレスフリーな設計と、テキスト入力に特化したシンプルな機能で人気を集めた。今日まで、「DM20」「DM5」などがラインアップに加わっている。

新製品の「DM100」では、使い勝手と機能の向上を図った。最初に目につくのはそのデザイン。これまでの折りたたみ式キーボードから、縦横のキーピッチを広く取り、打ちやすくしたストレートタイプのキーボードを採用している。

本体を開くと自動的に起動するので、これまで以上に手早くメモを取ることができる。またシリーズで初めてバックライト付きの5.7インチ液晶を搭載。プロジェクターを使った会議など、室内が暗くても文字を入力できる。

入力をサポートする機能として、『明鏡国語辞典MX』『ジーニアス英和辞典MX』『ジーニアス和英辞典MX』を搭載。入力している画面の文字を選択して、液晶右隣の辞書ボタンを押すだけで、語句を検索することができる。

Bluetoothで、テキストをワイヤレスでノートPCに転送できるほか、iPad/iPhoneの外付けキーボードとしても使うことができる。このほか、テキストの縦書き表示や親指シフト入力方式や表形式の入力にも対応する。

本体サイズは幅263×奥行き118.5×高さ24.6mmで、電池を含まない本体の重さは約399g。単3形アルカリ乾電池2本で約30時間駆動する。内蔵メモリは128MBで、4万文字のテキストファイルを最大1572ファイル保存できる。保存可能なファイル形式はテキスト(.txt)と表(.csv)の2種類。メモリカードスロットを備え、テキストをSD/SDHCカードに保存できる。