映画『サクラダリセット 前篇』完成披露試写会舞台あいさつが9日、東京都内で行われ、出演者の野村周平、黒島結菜、平祐奈、健太郎、玉城ティナ、恒松祐里と深川栄洋監督が出席した。
この作品は、河野裕氏によるライトノベル「サクラダリセット」シリーズを実写映画化。さまざまな“能力”を持った人々が暮らす咲良田という街を舞台に、驚異的な“記憶保持”の能力を持つ高校生・浅井ケイを演じた野村は「賢い役なんです。役作りとして監督からは『姿勢はよくしておいて』、『賢そうなしゃべり方で』と言われましたが、すごい失礼ですよね。普段がバカみたいな」と不満をぶちまけた。
しかし野村は、登場のあいさつから客席に質問を投げかけ「かわいい~!」の声援にも「知ってる知ってる。ありがとう」と返事するなどノリノリでファンとの会話を楽しんでおり、野村が演じた役柄について深川監督は「大丈夫かな、厳しいけどできるかなと思ったけど、仕上がったものは今までにない一面が、今までにない芝居が、今までにない野村周平が見られるんじゃないかと思います」と言葉を重ねて普段とのギャップを示し笑いを誘った。
一方、健太郎は「みんな人見知りで模索しながら関係性を築こうとしていたところに、野村くんが『イエーイ!』と来てくれたおかげで近くなれた」とキャスト同士が打ち解けるきっかけになったといったんはフォローしたものの、野村から初対面のあいさつでの緊張ぶりを指摘されると「野村くんのテンションが異常に高いしベクトルが違う」と返し、平も「現場に着いて控室に入るまで口笛を吹きながら来る」と普段からのテンションの高さを明かした。
さらに深川監督は「20年くらい映画を撮っていますが、待っているときに膝の上に乗ってくる俳優は初めてでした。人との距離感がうまくつかめていないのかな」と野村の驚きの行動を苦笑いしつつ、現場でのムードメーカーぶりを振り返っていた。
映画は前篇が3月25日、後篇が5月13日から2部作連続で全国ロードショー。
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