ファミレスで…

最近、ファミレスなどでサラダバーやドリンクバーがありますよね。

「無料だから」と食べきれない量を盛ってきて残したり、そこでは飲まないティーバッグや砂糖やミルクを余分に持ち帰るママを見かけることがあります。

でも、子どもはちゃんとその様子を観察しています。そして、親の真似をします。

家では「残さず食べなさい!」と叱りながら、外では“大量にとってきては残す”という違う態度を見せてしまっています。これではマナーが身に付きませんよね。

それから「食事中にテレビを観ちゃダメ!」と子どもに言いながら、自分は食事中にスマホに夢中なのも、親が指示していることとやっていることが矛盾しているように、子どもからは見られていますよ。

公共の乗り物内で…

私がよく利用するバスに、3歳くらいの子どもをベビーカーに乗せてスナック菓子を与えているママがいます。乗車時間はわずか10分ほどなのですが「子どもが騒いで周りに迷惑をかけないように」のためか、乗車すると、サッと子どもの手にスナック菓子を手渡します。

そして、下車する停留所が近づくと、ママは子どもの服やベビーカーに付いたスナック菓子の粉をパッパッと床に払って降りていきます。家では絶対にしない行為だと思うのですが、ベビーカーの汚れだけに目がいってしまい気になるかもしれませんね。

これだけ汚いのが気になるのですから、家庭ではきっと「零さないように食べなさい」と注意しているでしょう。でも、これでは公共のマナーが身に付きませんよね。

それから、長時間乗っている新幹線でもない車内で菓子を与えていると、大きくなったとき電車でパンを食べたり化粧をしても“恥ずかしい”と思う脳が育たないのではないでしょうか。

賛否両論あるかとは思いますが、私はわずかな乗車時間に幼い子どもに菓子を与えるのはよくないと思うのです。

※こちらの記事も参照ください『ぐずり対策に「電車でお菓子」はアリ? ナシ?