準備運動の時点で、既に息が上がりがち

あると思います! 本格的にスポーツを行う前に行う準備運動。基本的に、体操やストレッチ、軽目の筋力トレーニングなどが行われますが、運動が苦手な人間は、この時点で肉体的に相当なダメージを受けます。

そもそも、身体の可動域が極端に狭かったり、体力がないから運動ができないわけで、普通の人が安々とこなす柔軟体操や筋トレも、私たちにとってはとんでもなく負荷が掛かる運動なのです。

あと、この際に、「二人一組になって行うストレッチで、相方が見つからず体育教師とペアを組まされる」という、「運動オンチあるある」に「ぼっちあるある」が合体した、更に高度なあるあるネタが誕生することもあります。もう、泣くしかありません。

球技では、何故か、ボールが顔面と股間にヒットしがち

あると思います! 運動ができない人間は、すべからく球技が苦手です。何故、苦手かというと、スポーツ万能な方にはなかなか理解しづらい感覚だと思うのですが、ボールとの距離感や軌道が全く掴めないからです!

例えば、サッカーのリフティングやバスケットボールのドリブルをやらせても、運動オンチの人が全く続かないのは、この辺りの理解力のなさに起因するところが大きいと思います。ボールと自分の距離感が分からない。ボールがどういう軌道で飛んでいくのか、感覚的にも肉体的にも全くもって理解することができないのです。

名作サッカー漫画『キャプテン翼』には、「ボールはともだち」という名台詞が登場しますが、運動オンチにとっては「ボールは距離感が掴めない、付き合いにくい苦手な同僚」みたいな感じです。

結果、野球やテニスなどの球技のプレイ中に、しばしば、ボールが身体にヒットし、悶絶することがあります。

そして、これは本当に不思議なのですが、何故か、ああいう時って必ず顔面や股間などのダメージが大きい箇所にクリティカルヒットをしがちなのです!

もしかしたら、運動ができない人の顔面や股間には、何か地球の重力とは違う、超自然的な磁場が発生しており、ボールを引き付ける特別な力が動いているのではないか……などと考えてしまう程です。

跳び箱など運動器具が、最早、凶器の領域に踏み込みがち

あると思います! 跳び箱、平均台、ハードル、走高跳のバーなどなど、学生の健やかな成長を助ける為に、体育の授業のに使用される運動器具の数々ですが、これも、ボールと同じく、運動ができない人間にとっては、凶器に値します。

こういう器具を使った運動をやらせると、運動オンチは普通の人の想像を絶する失敗をしでかすので、膝をあり得ない勢いで強打したり、手首や足首を捻ったりするのです。

そして、一度、そういった失敗をやらかしてしまうと、怪我への恐怖感から動きが固くなる為、更なる失敗に繋がるというのも、これまた「あるある」な負のサイクル。

普通の人が難なく飛び越せる跳び箱、スムーズに渡りきることができる平均台。それらは、運動ができない人間にとっては、危険極まりない武器になりえます。運動オンチにとっての体育倉庫は、いわば火薬庫のようなものなのです。

運動会では、各種種目に出場したくない一心で、実行委員に立候補しがち

あると思います! 運動オンチが一年間で最も苦痛に感じる学校行事、それが運動会(体育祭)です。

一日中、外でお日様に照らされるだけでも辛いのに、その上、運動競技に無理やり参加させられ、挙げ句の果てには、何故か、何日も前から予行練習をさせられたりするのです。

しかしながら、そんな忌避すべきイベントを、正々堂々とサボることができる、たったひとつの冴えたやりかたが存在します。

そう! 運動会の実行委員に立候補することです!

そうすれば、各種競技を公的にサボることができ、しかも、手が空いた時はテントの下で休めたりするのです。

今考えてみれば、中学校や高校の時に運動会の実行委員だったメンバーって、「運動会に参加したくない」という非常に後ろ向きな理由で参加していた人がほとんどだったような気がします。

その為、運動会の実行委員は、メンバーがメガネを掛けた男子と太った女子に偏りがちです。

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