“キラキラネーム”の日本酒!?

『なぜこの名前?』と思ってしまうような、キラキラネームの日本酒も並びます。

「海風土」と書いて、「シーフード」と当て字にしたり、「死神」という不吉な名前があったり、「辛口ばっか飲んでんじゃねえよ」なんて挑戦的なものまでありました。

全面グリーンで黒板風の展示も。こちらは、全国で選ばれた銘酒たちが、お酒のプチ情報とともに展示されています。

お酒の味わい、ぴったり合う料理といった情報から、クスッと笑える蔵元さんの人となりといったニッチなネタまで。イラストもあって目を引きます。

美味しい日本酒を飲みたいけど、何を飲んだらいいか分からない…という人の参考にもなりそう。「見かけたら飲むべき!」というレアなお酒もあるようなので、日本酒好きな人は要チェックの黒板です。

魅力に酔いそう? イケメンや美女の写真に魅せられる

続いて、蔵元や杜氏による「酒漢グラビア写真館」。自分が造ったお酒とともに撮影したグラビア写真が並びます。

「獺祭」の蔵元さんは、海外の航空会社のステッカーがたくさん貼られたスーツケースと一緒に。世界22カ国で飲まれる日本酒を造る、蔵元さんらしいイメージの一枚です。

志をもって酒造りに励んで蔵元さんだからこそ、魅力的に見えるのかもしれません。あえて、蔵元さんが好みだから、という理由で日本酒を飲むのも楽しいかも。

「イケメン消防士カレンダー」みたいな感じで、「イケメン蔵元カレンダー」があれば欲しいです。

奥へ進むとグラビア美女たちも。

写真家であり小説家でもある、藤代冥砂さんの撮影によるもの。美女が一升瓶を抱えている姿は、なんだか新鮮。ちょっと潤んだ目は色気もあるけど、一升瓶を持っているせいか健康的にも見えました。

楳図かずおや安野モヨコらのオリジナルワンカップも

有名漫画家やイラストレーターによる、オリジナルの「デザイン・ワンカップ」もここでしか見られない注目の展示です。赤塚不二夫、安野モヨコ、楳図かずお、蛭子能収、ラズウェル細木など総勢30名が参加。

錚々たるメンバーの造ったワンカップが、白木台にのせられ展示されています。

今回のイベントのメインビジュアルも手がけた、イラストレーターの竹井千佳さんのワンカップも。雫形の女の子がチャーミングでした。

ワンカップの生みの親、大関株式会社さんの開発資料もありました。当時は、「若者に飲んでもらえるナウな飲み物」がコンセプトだったとか。

ちなみに、「Sake Pedia」といって、日本酒のトリビアやニッチな情報の書かれたパネルが会場内のあちこちにあるので、うんちく好きは見てみてくださいね。

その他に、全国ご当地ワンカップも「かわいい!」という視点で集められています。

熊本の「くまもん」や宮城・気仙沼の「ホヤぼーや」、島根の「しまねっこ」などゆるキャラが目立ちます。電球の形をした「天久(てんきゅう)」はボトルも遊び心が満載です。