絵本の読み聞かせを習慣化するコツ

家事と育児に追われる親にとって「毎日読む」って凄く大変なことです。

でも、歯磨きをしないと虫歯になる、お風呂に入れないと不潔になる、食事を与えないと栄養失調になる。

これらと同じように「絵本の読み聞かせをしないと、子どもの脳の栄養にならない」と考えてみませんか?

ただ、よほどストイックな人でない限り、人は楽な方に流れる傾向があります。忙しいから時間がある時に読むようにしてしまうと、「毎日→3日に一度→週に1度→月に2~3回→ほとんど読み聞かせをしない」と、坂を転がるように、そのうちやらなくなってしまいます。

どんなに忙しくても食事はさせます、歯磨きもさせます。そこで同じように、絵本の読み聞かせも毎日のスケジュールに組み込んでしまいましょう。無意識の中で行われると、面倒だと思わなくなるから不思議です。

まとめ

おしゃべりな親の子が、おしゃべりになるのではありません。

どうしてかというと、おしゃべりなママの中には、子どもが「○○がほしい」と言っていないうちから「ああ、これが欲しいのね」と言葉の先取りをしてしまったり、「あれしなさい、これしなさい」と過干渉なだけの人もいるからです。

それよりも、たくさんの言葉を耳にした子が語彙が豊かになります。それには絵本がとても有効なのです。

人は、頭の中にある言葉(=内言)で思考します。内言が緻密であればあるほど深い思考をすることが出来ます。

更に、人の話を聞く時の理解力、自分の思いを発信する表現力、それを文章に表す作文力も豊かな言葉があってこそ育っていきます。絵本で沢山の言葉を脳にインプットされている子どもは、相手の言わんとしていることを正しく理解したり、自分の思いを正しく相手に伝えることも出来るようになるんですよ。

こう考えると“絵本の読み聞かせ”、今晩からやってみたくなりませんか?