初めて斧の殺陣に挑んだ福士蒼汰

 映画『無限の住人』完成報告記者会見が15日、東京都内で行われ、出演者の木村拓哉、杉咲花、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、三池崇史監督が登壇した。

 撮影の様子を聞かれた木村は「三池組にいるとモチベーションが上がる。絶対に面白いものを作ってやるんだという意識が、作品に関わる全員が共有できていた現場でした」と撮影現場の熱い様子を語った。続けて「過酷な状況が続いて、三池監督実は足を折っちゃったんですよ」と告白すると三池監督は「あれは老化だよ!」と苦笑いし、「その日はあと2カット残っていたので終わってから病院に行きました。だけど、次の日も朝の6時出発だったからそのまま撮影に挑みました」と、情熱が溢れるエピソードが飛び出した。

 役作りについて質問が出ると福士は「僕は殺陣が初めてで、大変だな~なんて思っていたら木村さんはいろいろな武器を使わなければいけない役で、その数を見て驚きました」と木村を尊敬するコメント。市原は「僕は一匹狼のような、でもどこかハイエナのような快楽に没頭する役柄」と紹介し、「役作りのためにハイエナが生きたままの獲物を捕食する動画を見ました」と語ると会場からは笑いが起こった。

 杉咲は撮影時の木村とのエピソードを「私しかカメラに映らない撮影でも、コートを脱いでアクションをしてくれました。だから私は役に入り込むことができて、良い作品に出来上がりました」と木村の優しさを語った。そんな杉咲に木村は「撮影の時はずっと一緒で、彼女が120%の力で演技をしているから僕も120%で向き合わなければと思わせてくれた」と感謝を表し、「映画では僕が杉咲さんを守る役なのですが、本当に彼女が守れたらそれでいいやって思うようになりました」と語った。

 撮影を終え、木村は「これからまた別々の場所で輝いていく、みんなの姿をテレビで見られることを楽しみにしたいです」と締めくくった。

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