若手俳優と豪華声優陣の共演! 出演者に要注目!

『宇宙戦隊キュウレンジャー』は、その出演陣にも注目! とくにレギュラー出演陣における声優の豪華さは特撮好きな声優ファンであれば感涙ものです。

大塚明夫さん(チャンプ/オウシブラック役)に中井和哉さん(ガル/オオカミブルー役)というベテラン男性声優のお二方を筆頭に、小野友樹さん(バランス/テンビンゴールド役)とM・A・Oさん(ラプター283/ワシピンク役)と、キュウレンジャーを演じる出演陣には、人気声優陣が勢揃い。

要注目は、やはりM・A・Oさんです。M・A・Oさんといえば、本格的に声優として活動する以前に、「市道真央」の名義で『海賊戦隊ゴーカイジャー』にルカ・ミルフィ(ゴーカイイエロー)役として出演。スーパー戦隊出演のキャリアを持つ声優です。

M・A・Oさんのスーパー戦隊レギュラーへのカムバックは、そのキャスティングが発表された時からアニメファンと声優ファンの間で大きな話題となりましたね。筆者も思わず「おぉ!」と声が出ました。

この他にも、キュウレンジャーを束ねる司令官(コマンダー)役のショウ・ロンポー役には、人気声優の神谷浩史さんが、そしてナレーションと変身音声には、木村昴さんが起用されています。

スーパー戦隊シリーズには、各作品毎に「声優枠」が設けられているのは定番ですが、『宇宙戦隊キュウレンジャー』はスーツアクターさんが演じるキャラクターが多い為、これまでのシリーズに比べても、声優さんの枠が多いのも特徴ですね。

人気声優陣が演じるキャラクターと、若手俳優陣との掛け合いも、作品を観る上での大きな楽しみのひとつ。個人的にも、早くも安定感抜群の台詞回しと演技で安定感を発揮しているスパーダ(カジキイエロー)役の榊原徹士さんと声優さんのやり取りに大注目。

舞台は宇宙! スケールの大きな作劇に要注目!

本作の舞台は、そのタイトル通り、何と宇宙です! しかも、数々の銀河系を股に掛け、壮大なスケールでストーリーが展開されます。所謂「スペースオペラ」としてのドラマ作りが志向されているわけです。

その世界観に相応しく、敵組織も従来のシリーズにはない強大なものとして描かれています。

キュウレンジャーたちの前に立ち塞がるのは、「宇宙幕府ジャークマター」。物語のスタート時点で、全宇宙の99%を掌握しており、88の銀河系を支配下に収め、民に圧制を敷いているという超凶悪な組織です(ちなみに、地球も第1話の冒頭で、既に陥落済み)。

そんなジャークマターに戦いを挑むのが、我らがヒーロー「キュウレンジャー」。彼らは、ジャークマターに対抗できる力を持つ伝説の戦士であり、宇宙の平和を奪還する為に結成されたレジスタンスグループなのです。

これまでは、地球侵略や人類滅亡を企む悪の軍団に対する防衛組織という面が強かったスーパー戦隊ですが、今作では、悪の手に落ちた星々を開放すべく戦う能動的な正義のチームというイメージが強調されています。

また、全宇宙をほぼ手中に収めている程の巨大な悪に挑むわけですから、キュウレンジャーのキャラクター性も「とにかく強く、とにかくカッコよい戦隊」を目指し作劇が行われているとのこと。これから描かれるであろう宇宙を戦場とした「強大な悪vsとにかく強いヒーロー」によるダイナミックなバトルにもご期待をいただければと思います!

第1話の時点でも、メカニックを駆使した宇宙戦や惑星に舞台を移しての巨大ロボ戦、そして、流星群に乗りながら変身を行うシシレッド……と、エンターテイメント性とケレン味たっぷりの演出が光っていました。『宇宙戦隊キュウレンジャー』は、その舞台設定にも注目すべき作品なのです!