新たなロゴを発表した日本ラグビー協会・岡村正会長 新たなロゴを発表した日本ラグビー協会・岡村正会長

2月20日、日本ラグビー協会が「新ビジョン」「ブランドステートメント」「戦略計画」を発表した。2019年『W杯』、2020年『東京五輪』へ向けて、新たな戦略計画を示したのだ。

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新たなスローガンは「BIG TRY」。岡村正会長は「2019年『W杯』は決勝トーナメント進出、2020年『東京五輪』は男女ともにメダル獲得という大きな目標があり、その大きな目標に“BIG TRY”する意味を込めた」と説明。坂本典幸専務理事は「見る人すべてを、夢中にさせるラグビーができるかが我々の課題」と明らかにした。

「for All」という理念、「Be Open」「Play Globally」「Keep Integrity」という行動指針をベースに新たなアクションを続け、2019・2020年に結実の時を迎えるのだ。

また、普及戦略では、小中学生にターゲットを定め、「する・みる・ささえる・あつまる・つながる」を実現することを発表した。日本ラグビー協会ではこれまでタグラグビーの普及活動を実施。2011年にはタグラグビーを実施した小学校は2200校だったが、2015年には1万1000校まで激増、さらに2019年には倍増の2万2000校を目指すのだという。目標は数字だけではない。山本巧理事は「タグラグビーをプレーした子どもたちをまず笑顔にしたい」と語る。

ホスト国として迎える『W杯』について認知度が低いとの報道を受け、岡村会長は「2015年の『W杯』、そして『リオ五輪』での男子セブンズの活躍、昨年から『スーパーラグビー』が始まり、4月には『女子W杯』も始まる。2015年の南ア戦から盛り上がりは転換期にある。“BIG TRY”しないといけない。今後爆発的に認知度を上げる努力をしたい」と意気込んだ。

グラウンドに話を移せば、日本代表の強化を担うサンウルブズが2月25日(土)・秩父宮ラグビー場で『スーパーラグビー2017』開幕戦に臨む。王者・ハリケーンズを向こうに回し、サンウルブズが“BIG TRY”を決める。チケット発売中。