萬田久子

 映画『素晴らしきかな、人生』公開直前イベントが22日、東京都内で行われ、萬田久子、松下優也が出席した。

 人生どん底の男ハワード(ウィル・スミス)が同僚、仲間、家族の愛や思いやりによってゆっくりと新たな一歩を進む物語を描くこの作品、萬田は「皆と愛を語れる映画。人生についてのいろいろなヒントを与えてくれる」と感想を述べ、松下も「自分に置き換えてみると、近くにいる人たちが知らない間に行動してくれてるんだなって。優しい気持ちになれた映画でした」とうなずいた。

 米ニューヨークが舞台になっていることから萬田は「住んでいたことがあって、引っ越しが好きなパートナーだったからこの辺だったなとかあの辺でクリスマスツリーを買ったなと思い出しました」としみじみ語り、「出産したんですけど、出産したらすぐシャンパンが出てくるの。ニューヨークで生んでよかったと思いました。30年前でしたからニューヨークならではでした」と明かして松下を驚かせた。

 松下も中学卒業後にニューヨークへ単身渡米した経験もあり、「(劇中に)『シュープリーム』というブランドの看板が思いきり出ていて、その隣はコーヒー屋さんだからその隣にオフィスがあるのかって思いました」と独特の視点で楽しんだという。

 また、出家騒動で話題になっている清水富美加とは、萬田が2015年公開の北野武監督作品『龍三と七人の子分たち』で、キャバクラのママ役とキャバクラ嬢役という間柄で共演している。

 萬田は「ご一緒したときは本当にかわいい子だと思いました。屈託のない笑顔で。よしこれから頑張るぞみたいな感じでした」と当時の清水の様子を振り返り、「自分の人生だから頑張って生きていけばいいと思うけど、ちゃんと責任を取ってからというのはそうかもしれないですね。どういう状況にいるか分からないけど、健康には気をつけて」とコメントしていた。

 映画は2月25日から丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほかにて全国ロードショー。