川島海荷

 浅草九劇こけら落とし公演「あたらしいエクスプロージョン」の会見が2日に東京都内で行われ、八嶋智人、川島海荷、富岡晃一郎、作・演出の福原充則氏が出席した。

 この作品は、1946年の日本を舞台に、敗戦から1年をたたずして公開された邦画界初のキスシーンをめぐる感情発火型物語。浅草九劇は、川島が所属するレプロエンタテインメント創立25周年プロジェクトの一環として、演芸の街・浅草に誕生する。

 客席とステージが近い、約130人収容の小劇場のため、川島は「近すぎます。緊張しちゃう」と困惑気味だが、「初日が始まるという緊張や不安もあるんですけど、稽古で皆さまにもらったものや、積み上げてきたものを毎回出し切って、1回1回勝負して新しい自分を出せるように頑張ります」と気合を込めた。八嶋も観客一人一人に向き合って演じなければいけないような状況に、「なかなかの勝負です。普段(の大劇場)より疲れるんです。だから頑張りたい」と苦労をのぞかせながら意気込んだ。

 また、川島は「来たら(観客が)びっくりしちゃう。だって結構きわどいところもしゃべるじゃないですか」と、作品がセンセーショナルな内容であることもにおわせ、ファンの期待をあおった。

 この日は、明日3日で23歳になる川島のためにバースデーケーキがプレゼントされる場面も。サプライズ演出に目を丸くして喜ぶ川島だが、23歳の抱負を尋ねられると「それどころじゃないんですよ。心がバタバタしています」と本番を明日に控え、バースデーを楽しむ余裕がないことを吐露。そして、「いきなりのこと過ぎて心臓が痛いです。心を乱さないでください!」とかわいく抗議した。

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