開店前に400人がつめかけたビックカメラ池袋本店

3月3日、任天堂の家庭用新型ゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」を求め、東京都内の家電量販店には開店前から行列ができた。一部店舗では当日販売を実施したが、まもなく完売。予約者は、予約時に「Nintendo Switch」本体の代金を支払い済みだが、ソフトやコントローラーなどの周辺機器を買い求め、追加で1~2万円支払う姿も多く見られた。

東京・池袋の「ビックカメラ池袋本店」では、開店時刻を通常より1時間繰り上げ、朝9時から販売を開始。予約の受け取りや当日販売分を求めて、9時時点で約400名が店舗内外に列を作った。

5階のゲーム売り場では、予約受け取り専用の臨時レジを3台設置し、予約客と当日客を店内2ルートに分けて1階から誘導した。当日販売分の列に並んだ来店客には整理券を配布して対応したが、9時15分前後に既定枚数の配布を終了、当日分は早々に完売となった。

一方、秋葉原の「ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba」は、初回入荷分は予約客への受け渡しのみだったにも関わらず、新製品をいち早く手にしたいゲームファン数十名が開店前から店の前に詰めかけていた。

「Nintendo Switch」は、2012年12月発売の「Wii U」以来、任天堂の据え置き型ゲーム機としては約4年ぶりの新機種。本体に6.2インチのタッチスクリーンを搭載しており、テレビのない外出先へ持ち出して遊ぶこともできる。税別価格は2万9980円。

同時発売のソフトは「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」「1-2-Switch(ワンツースイッチ)」などが人気といい、店頭では、携帯用のケースやストラップ、画面保護フィルムなどもよく売れていた。(BCN・日高 彰)