イベントで愛を伝える大切さについて語った藤原紀香

 女優の藤原紀香が8日、東京都内で行われた、チョコレートブランド・ゴディバのPRイベント「GODIVA White Day 2017~色とりどりの想い」に出席した。

 春らしいピンクのロングドレスで登場した藤原は、司会から「いま、日本で一番幸せな女性かもしれません」と紹介され、「そんなことないです」と恐縮気味にコメント。会場では、間近に迫ったホワイトデーについてのトークも展開し「単に“お返しの日”と考えるのはちょっと寂しいけど、大切な人たちに感謝を伝える日、愛を伝える日と捉えたらもっともっと素敵になるんじゃないかな」と持論を展開した。

 また学生時代に経験したバレンタインのエピソードも披露。「高校1年だったかな。電車の中で会う片思いの男子校の生徒さんに、何日か後をつけると言うと変なんですが、おうちまでこっそりとついていって(場所を)確かめたんです」と述懐。手作りのチョコレートを手に「本当にドキドキしながらピンポンを押して、チョコレートを渡して帰ろうと思ったんですが、私ピンポンが押せなかったの…」と悲しそうに振り返った。

 当時、勇気が出なかったことを「すごく後悔していてそれが今でも(心に)残っている」という藤原。それから「かなう、かなわないは分からないけど、思いというのはちゃんと伝えないといけないと思うようになった」という。

 プライベートでは昨年、歌舞伎役者の片岡愛之助と結婚。バレンタインは「チョコレートとプレゼント、そしてご飯を作って思いを伝えた」といい「今年は(彼が)舞台のお稽古中だったので、それこそ表参道のゴディバに入って、かわいらしいパッケージのチョコを買ってプレゼントしました」と笑顔で報告した。

 一方、今年のホワイトデーに自分がプレゼントされたいものを問われると、「我が家で言えば、健康でいてくれたらいいのでぜいたくは言いません」とキッパリ。普段からお互いに“思いを伝え合うこと”を大事にしているといい、「主人はもうお父さんもお母さんも他界しているのですが『本当に言いたいことはその時に伝えないと、伝えられなくなっちゃうから』とよく言っています。家族であっても、やっぱりいま思っていることをちゃんと伝えるようにはしています」とルールを紹介した。

 「言い合いになることは?」という質問には「けんかは本当にないんですよ…」と藤原。「我慢はしてないです。『(何か不満があったら)ちゃんと言ってね』と言っているのですが…」と夫婦の円満ぶりを明かした。