涙ながらに謝罪の言葉を重ねた井上裕介

 昨年12月、乗用車を運転中にタクシーへの当て逃げ事故を起こした、お笑いコンビNON STYLEの井上裕介。東京地検で不起訴処分が決まったことを受け、7日、吉本興業本社で会見を行った。この日集まった報道陣は100人以上。会見は急きょ、本社の中庭で実施されることとなった。

 黒いスーツ姿で現れた井上は、冒頭で被害者男性に改めて謝罪の言葉を述べると、続けて関係者、ファンに対しても「多大なご迷惑とご心配を掛けてしまいまいました。誠に申し訳ございませんでした」と語り、約45秒間にわたり深々と頭を下げた。

 今回の騒動では、相方・石田明の仕事にも大きな影響が出た。井上は「僕自身、石田くんからこのことで『解散してくれ』と言われても仕方ないな…と思いました。でも石田くんから『井上の人生も、自分の人生の一部だ』と言っていただけて。石田くんにも本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と大粒の涙をこぼした。

 約3カ月の謹慎期間中は「ほぼ一歩も外に出ない生活をしていました」。自宅に石田が来てくれたことも一度あるそうで、その時は「もちろん厳しい言葉、お叱りの言葉もたくさん頂きました。芸人としてはもちろん、一人の同級生として、井上のこういうところが良くなかったんだと…。『今までもそういうところから目をそむけてきたんやろ?』『これを機会に、性根の部分から、気持ち、変えていこうぜ』というようなお話をしました」と振り返った。

 不起訴になったが、復帰の時期については「明確には決まっておりません」と井上。ポジティブキャラが売りだったが「芸風は変わりそう?」という質問には「そういう部分は自分自身(今は)考えが及ばない部分もありますし、今後また石田くんといろいろ話して考えていけたら…」とうつむいた。

 それでも改めて「石田くんの人生も僕の人生の一部」と認識した井上は、今回のことを悔い改め「何年後、何十年後になるかわかりませんが、いつか石田くんから『相方が井上で良かったな』と言ってもらえるように頑張りたい」「いつかお仕事をさせていただけるようになった時には、皆さんへの感謝を忘れずに一つひとつ頑張っていけたら」と言葉に力を込めた。

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