二人が挙げた名シーンにうなずいた人も多いだろう。最後にチェ脚本家は、ドラマのテーマを伝えたシーンを教えてくれた。

「15話、『キレイに思われたくなった。他人ではなく、自分自身に』と言うヘジンのシーン。このセリフには“心がきれい”“信念を持って行動する”“夢に向かって走り続ける”など、外見的な美しさだけでなく、もっと広い意味での“キレイ”を伝えたいという思いを込めました」。

視聴者は“キレイな女性”へと成長していくヘジンに自身を重ね、魅力的なキャラクターたちにエールを送った。この“共感”こそが、ドラマをヒットへと導いたのだ。最後に二人はこう結んだ。
「日本の皆さんがドラマを見て、泣き、笑い、たくさん愛してくださったことに感謝しています。幸せなエネルギーをお互い感じることができて嬉しいです。これからも、見た人たちが幸せになるようなドラマを作っていこうと思います!」

※本原稿内に登場する話数は、韓国でのTV放送時の時のものとなります。

パク・ソジュンが選ぶベストシーン!!

「雨の中で幼い頃のトラウマに襲われたソンジュンが、道路にへたり込んでしまうシーンがあります。そんなソンジュンをヘジンが助け、子どもの頃のように自分の服で雨から僕を守ってくれるのですが、その場面はソンジュンの心の中が垣間見えた瞬間でした。2日間も徹夜したので撮影がとても大変だったけど、そのシーンが最も記憶に残っています。ドラマにおいても重要なシーンだし、僕にとっても一番愛着のあるシーンになりました」

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■パク・ソジュン
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同時間帯ドラマ視聴率1位を独走しMBC演技大賞を総なめにした超話題作!

『彼女はキレイだった』
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※韓国版全16話を全20話に再編集した日本版になります。
発売元:アクロス/TCエンタテインメント/TBS/ぴあ
【予告編】https://youtu.be/ER209-uruc0
【公式サイト】http://www.tc-ent.co.jp/sp/kanokire/
©2015 MBC

アジアンエンタメライター。香港映画『霊幻道士』に衝撃を受け、以来、香港・台湾・中国・韓国などのアジアのエンタメを追求中。雑誌「韓流ぴあ」、「月刊スカパー!」(ぴあ)のライターを務めるほか、「韓国テレビドラマコレクション」「K-POPコレクション」(キネマ旬報社)の監修も手掛けています。

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