先輩の良い特性や特技は引き継がれていく

筆者のスクールは縦割りで、3歳から6歳まで一緒に過ごします。

そして、このことが、子ども達の心身の成長に、大きく影響しています。

例えば、見学に来られたHちゃんのお母さんが、「わが子も英語をペラペラとしゃべり、物怖じせず優しいSちゃんみたいな子になってほしい」と、Hちゃんを入園させました。

そのHちゃんは、明るく優しく英語をペラペラとしゃべるようになり、新たに見学に来たお母さんに「わが子もHちゃんみたいになってほしい」と言わしめています。

また、色塗りの時の色使いがとても素晴らしく、絵の才能があったN君の影響を受け、彼と過ごした子ども達はみんな色塗りがとても上手になりました。

物知り博士だったK君の影響を受けて、その後も物知り博士がいっぱい誕生しましたし、ダンスが上手なYちゃんに負けじと、みんなも上手に踊れるようになりました。

また、入園したばかりの小さな子は大泣きすることもありますが、子ども達はとても優しく接します。涙を拭くためのティッシュを取ってきてあげたり、おもちゃを渡してなだめようとしたり、「大丈夫だよ」と声をかけてあげたりします。

それは、みんな自分が小さかった時に先輩からしてもらったことなのです。

自分がとても不安だった時のこと、そして、その時に周りの子達からしてもらったことをしっかり覚えていて、同じような行動を取るのです。

親や先生が、いくら言葉で「優しくしてあげなさい」と言っても、このような行動はなかなかできません。実際に見ているからできるのです。

真似たい・見習いたいと思える相手がいる環境がベスト

子ども達は、自分が憧れるお兄ちゃん・お姉ちゃんや友達のようになりたいと願います。そして、一生懸命「あんな風になりたい!」と真似をしたり頑張るのです。

お母さん達も、憧れの女優さんやモデルさんの服装やしぐさを真似ることはありませんか?「あの人素敵!」とか、「私もああなりたい」と思う相手の良い部分を真似ますよね。

子ども達も同じです。

筆者は常に子ども達に言っています。

「小さい子は大きい子の真似をするよ。大きい子には責任があるよ」と。

わが子に見習いたいと思える良い友達がいて、そして、今度はわが子が他の子から真似したいと思われるような子に育つ。そんな素敵な連鎖が続けばいいですね。 

就学前は、特に人格形成に大切な時期ですし、内面的なものに影響を受けることが多いです。

良い友達が見つかりますように!

 <参考>Science Daily

「元日本航空CA、英語プリスクール経営者、保育士。幼児教育研究家として『日本欧米いいとこどり育児のススメ』をYouTubeでも発信。著書に『グローバル社会に生きる子どものためのしつけと習慣』『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』『モンテソ―リ教育で伸びる子を育てる』、『ホンマでっかTV』に子ども教育評論家として出演など。」