これだけ体操

「これだけ体操」:両手をお尻に当て、息をフーッと吐きながら、しっかり骨盤を前に押し込む。
ひざは曲げず、あごを引くのがポイント
(『腰痛借金 痛みは消える!』より)

正しいフォームで行うことで、後ろにずれた髄核を元の位置に戻し、腰痛借金の返済につなげます。

やり方は、動画でも見ることができます。座りっぱなしや前かがみ姿勢の後など、「腰痛借金がたまったかも」…と思ったら、この体操で即リセット。毎日続けることをお勧めします!

そのほか、腰痛借金をためないために、日常でできる工夫を教えていただきましたので、ご紹介します。

ベッドから起き上がるとき
⇒横向き姿勢になる→足を床におろす→ひじと手を使って上半身を起こす

キッチン作業
(無防備な前かがみ姿勢になりやすい)
⇒10cm程度の踏み台を用意し、片足ずつのせて作業する。(背中はまっすぐ伸ばす)

せき・くしゃみをするとき
(勢いよくすると、背中の筋肉が一気に収縮し、瞬間的に腰痛借金が高くなる)
⇒壁や机に手をつく。壁や机がない場合は、太ももやひざに手をつく。

デスクワーク
⇒背もたれやお尻の下(後ろ側)にクッションやタオルを置く。
(※詳しくは『腰痛借金 痛みは消える!』をご覧ください)

腰痛予防の次の一手は、「インナーマッスルを鍛える」こと。けれども、忙しい子育てママ世代が実践可能な手段としては、「ハリ胸・プリけつ」と「これだけ体操」、まずはこの2つに尽きるといいます。

2本の矢で、腰痛を積極的に防ぎたいですね。

ライター/女子栄養大学 食生活指導士1級。学生時代からさまざまな体調不良に悩まされたこともあり、健康的な生活習慣について学び始める。現在は専門家を中心に取材活動を行い、おもに食、健康、美容、子育てをテーマにした記事を発信。乗りもの好きな1男の母でもある。