正直、稽古が始まってみないと分からないかなぁ…。

でも、何て言うんだろう…。前回は、“頭で考えすぎなかったこと”が、いい方向につながって、評価していただいたところがあると思うんです。だからその分、今回は難しいと思っていて。

私は技術じゃなくて、感覚でやらなきゃいけない人。だからこそ、再演となると、1回やったことがあると、頭を使っちゃいそうで。

例えば、“こうしたら、もっとよく見えるのかな”とか。そういうのが、いい方につながればいいけど、悪い方に出たら、いやだなって思うんです。

ーー再演だからこそ、感じる悩みですね。

再演も、新鮮に演じたいってすごく思います。成長は見せたいけど、新鮮さはそのまま伝えたいっていう気持ちもあります。だから、成長がない方がいいのかな、なんて思ってしまったり。

ーー成長しているのに、フレッシュさを残す…、難しそうですね。

そう。それはある意味“技術”ですよね。技術がなきゃできないことだと思う。

再演で、スタッフさんや共演者さんが私を見る目は、他の誰に対するよりも厳しいと思うんです。「初演はあれで許されたけど、再演までに進化してないといけないよね、宮澤佐江! 」という目で見られるんじゃないかなと思っていて。

それは怖いなと思うんだけど…。

でも、もう感情のはけ口? は、見つけているので何かあったら、ひたすらその人たちの所へ、うわぁーーーって走ってく(笑)

ーー心強い存在ですね。

ちゃんと感情のはけ口があるというのは、うれしいというか、安心できます。

ーー初演の“ヘコみ具合”は、いまだかつてないものでしたから。

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