ママにとって気持ちの良い対応って? 

その顔は『またムスコが知らん人にメッチャがっついてる~~!スミマセン~~!』という心情が表れていて、先日サッカー少年たちに突っ込むムスコを追いかけていたワタシと重なって見えました。

このお母さんがどういう気持ちか手に取るように分かり、ワタシはとにかく満面の笑みで
「あっ、全然ダイジョブですよーー!シュンちゃんすっごい優しくしてくれてますよ~!」と答えました。

それを聞いた『シュンちゃんのママ』は、ホッとした表情を見せ「もぉ~ホントすみません~~」と苦笑い。ワタシも「や、ウチの子もかまってもらえて喜んでますので有難うございます~!」なんて会話をし、いつの間にやら親同士も和やかムードに。

しかし気付くと子ども2人がまた、あさっての方向に走り去っていき…。

「うおおおおキンちゃん待てぇぇぇ」「シュンちゃん危ないよーー!」と一緒に追っかけていると、「俺がいくよ!」と旦那が出動。高速で捕まえに行くと、ギャン泣きするムスコ。

それをなだめるために肩車したのを見て今度はシュンちゃんが「スゲー!それでジャンプしてみて!」とまさかの無茶振り。
「え!?こんな感じ?」とちょこッと跳ねてみる旦那。
「コラ危ないこと言わないのぉ~~!」と青ざめるシュンちゃんママ。
「あ、ムスコ喜んでるんで大丈夫ですよ(笑)」とワタシ…。


このとき初めて『子どもにグイグイと来られる側』を体験しましたが、別に迷惑でもないし、お友達が出来て嬉しいし、むしろムスコの相手してくれるから助かるしで、
まったく苦じゃないし、楽しかったんですよね。

でもそれは『シュンちゃんのママ』が気持ちよく笑顔で挨拶してくれ、ワタシのムスコに気をつかってくれたり、ワタシにも気をつかってくれたりと、コミニケーションを取ってくれたことが大きいと思います。

この経験から、ムスコの社交性と一緒に自分の社交性も鍛えていく必要があるんだな~と痛感しました。

それからというもの、ワタシは『シュンちゃんのママ』をいつも胸の中にたずさえて、
公園でムスコがまた色んな人に絡みに行ったときは、

1、まずムスコに「こら~〇〇はダメだよ~!」と優しめに注意
2、そして相手の子に「〇〇してごめんね~」と笑顔で謝罪
3、近くにお母さんがいたら「すみません~!」と誠意をみせて、
4、子どもたちが仲良く遊んでいたら「いいね~!」と言って遊びに参加しながら見守る

…という流れで対応するように心がけています。

おかげで今のところトラブルとか、怒られたりするようなこともなく、
行く先々で人懐っこい男の子や女の子とキャッキャ・ウフフ出来て超楽しいです。

気が付くと家族みんなで公園大好きに!

もちろん、旦那もワタシも仕事で疲れてほうぼうに気を遣う体力がない時もあるので、
そういう時は人の少ない穴場の公園に連れて行って、家族だけでひたすら追いかけっこしたり、のんびり芝生で草をいじったりと、ゆったりムードで過ごしたりします。

でも、これからあったかい春がはじまり、行楽日和になったらワイワイ・ガヤガヤしたくなると思うので、その時はまた『シュンちゃんママ』を降臨させて公園を満喫しようと思います!

いやぁ、ホント有難うございます『シュンちゃんママ』!


つづく

 大手出版社から単行本を数冊発表し、現在は休業中の(元)漫画家。アシスタント業をメインにしながら、主婦業とお母さん業でも大忙しの毎日。夫である鈴木妄想とオタクトークで燃え上がるのも日課。息子の笑顔と各国アイドルのPVを見て癒されている。

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