顔ぶれも一新。生物界の猛毒タレント達が間近に!

自然界に存在する数々の猛毒生物たちを展示する「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどく展)」が「2(痛)」=「ツー」として池袋のサンシャイン水族館に帰ってきた。

フォトギャラリー【閲覧注意】猛毒生物、ゾワッとする、でもどこか美しい…フォトギャラリーでじっくりどうぞ【全47枚】

水族館行きエレベーターに乗り屋上階に出てしばらく歩くと、毒々しさに溢れた入口を発見する。

入口に敷かれたマットは今回展示されている猛毒エイ「ポルカドットスティングレイ」柄である。「猛毒」展なだけに、一瞬踏むのを躊躇う。

今回の「もうどく展2」は前回から展示されている毒生物も一新されている。そのため前回訪れた人も、新鮮な気持ちで楽しめるはずだ。カーテンを開け、猛毒空間に足を踏み入れよう。

ゾーン1:「魔女の毒薬調合室」。壁にはガイコツや、動物の標本、怪しげな装飾品に本などが置かれており、紫の光が神秘性と怪しさを醸し出している。展示テーマは「防御するための毒をもつ生物」となっている。

入った瞬間に目を引いたのが、シュワシュワと煙が吐き出されている水槽。今回の展示のトップバッターは、猛毒エイである「ポルカドットスティングレイ」だ。

普通のエイと比べると、白い斑点が目立つ。とても綺麗な姿をしているが、彼らは強力な毒針を持っている。展示で示された毒レベルは「4」。人間が刺されれば重症である。展示されているエイは小柄だが、成長すれば1メートルを超えるという。

「ポルカドットスティングレイ」はおとなしい性格で、気持ちよさそうに泳いでいる姿は可愛らしく思える。水の中で出逢ったらうっかり触ってしまいそうである。

しかし、水槽の中に転がっている動物の骨や瓶を見ると、このエイが「猛毒生物」であることを再認識させられるのだ。毒生物を巡る際は、各水槽のユニークな装飾にも注目したい。

続いて「チョウセンスズガエル」を発見。お腹のところが赤と黒のまだら模様になっている。

外敵に襲われた際には、毒々しい模様を見せて威嚇する。こちらの毒成分は詳細が不明なため、毒レベルは「?」となっている。「?」とされると、却って怖く感じられるのは気のせいだろうか。

個性ある外観をした「ファイヤーサラマンダー」。もしも外敵に襲われれば、毒腺より秒速3mで毒を吹き出すという。毒レベルは「4」。かなりの強さだ。名前がとても格好良い。

“世界最大”のムカデ「ペルビアンジャイアントオオムカデ」。世界最大というだけでも恐ろしいのに、レベル「4」の毒まで持っているとなると手に負えない。獰猛なムカデであり、プラスチックケースを噛みちぎってしまうほど顎が強いという。

こちらは毒レベル「2」のタンザニアオオヤスデ。こちらも“世界最大”の「ヤスデ」であり、体の節に毒を持っている。毒レベルは比較的低く、人間にとっては患部の腫れを引き起こすくらいの症状で済むという。だから良いというものではないが……。外観は黒々としていて不気味だが、性格は温厚だという。虫も見かけに寄らないものだ。