NinjaLock2(設置イメージ)

ライナフは、スマートフォンと連携して鍵を開け閉めでき、鍵の動作を時刻で予約できる高性能スマートロック「NinjaLock2」を5月に発売すると発表した。

2015年2月に発売した、電源不要、工事不要の後付け型スマートロック「NinjaLock」は、家電量販店などでの単体での販売に加え、同社が提供する不動産の無人内覧サービス「スマート内覧」や無人貸し会議室システム「スマート会議室」などのWebサービスと組み合わせ、多方面で利用されている。

「NinjaLock2」は、不動産関係者からの要望をもとに、指定した時間に開錠/施錠を予約できる「リアルタイムクロック内蔵」など、さまざまな新機能を追加。海外の鍵にも対応し、言語も日本語、英語、中国語の3か国語に加え、順次拡大する予定。また、オプション製品として、数字キーで解錠できるキーパッドと、遠隔操作を可能にするゲートウェイの開発を進めており、今夏に発売する予定。

ライナフは、「NinjaLock2」の発売を機に、不動産向けサービスを拡充する。さまざまなデバイスと組み合わせることで鍵の設定が自由になり、不動産の利用を多様化させると意気込む。

また、住宅設備機器・建材メーカーのLIXILと共同研究開発契約を結び、IoT製品を活用して不在時の宅配や家事代行など、さまざまなサービスを集合住宅に取り入れる新サービスの研究開発を共同で行う。将来、通信機能を内蔵したスマートドアが普及すると、住まいは、不在時の荷物宅配、宅配クリーニングなどの各種宅配サービスや、家事代行などの人的サービスが受け入れられることが重要になると見込む。