子どもが1人でも、幼稚園、習い事、学童クラブなどいくつもの場所で過ごすと、それぞれに家庭との連絡ノートがあり、保護者記入欄があります。

それは子どもが2人、3人いれば2倍、3倍で、その分量たるや、半端ない数になります。中には毎日6冊もの連絡ノートを書いている人もいます。

でも、大切なわが子を預けている場所とのやりとりを無視するわけにはいきませんよね。

そこで、膨大な連絡ノートやお便りの上手なやりくりについて、『1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』の著者の立石美津子がお話しします。

発信する側の大変さ、受け取る側の大変さ

働いているママは帰宅後、夕飯づくり、後片付け、風呂掃除、洗濯などやらなくてはならないことがテンコ盛り。

園の先生は一生懸命子どものために書いて下さっているので、「面倒だなあ~」なんて感じてしまうのは大変失礼なことかもしれませんが、どっさり届く提出物の山や連絡ノートの記入欄を目にすると、どっと疲れが増してしまうのも正直なところです。

でも、ママは子ども1人か2人分の連絡ノートを書けば済みますが、園の先生は3歳児クラスともなると20人近くの子どもをお世話しながら、忙しい保育の合間をぬって全員分書いています。

私も保育園で仕事をして初めて知ったのですが、園児がお昼寝中、保育士はゆっくり自分のランチが出来ると思っていました。

しかし、例えば0歳児クラスの場合、乳児突然死症候群の予防のため5分おきに息をしているか確認したり、うつぶせになっている子を横向きになおしたり、さらに連絡ノートの記入にも追われ息つく暇もありませんでした。

こんな大変な思いで書いてくれた保育士の連絡ノート。

しかし受け取る側のママの中には、疲れて帰ってきて子どものカバンから汚れ物を出し、洗濯し、夕飯準備をし、その後、連絡ノートの保護者欄を見ると「ああ、これに書くのはしんどい」と思ってしまう人もいるのではないでしょうか。

連絡帳の保護者記入欄

時間に余裕がある人や、子どもが1人の場合は、家庭での様子を細かく書くと、園に子どもの様子を詳しく知らせることができてよいですね。

でも、忙しい人はそうはいきません。

だからといって、一切何も反応しないのはよくないです。未記入ですと、受け取った園の先生は「読んでくれていないのかしら」と思ってしまうからです。

そして、「どうせ読んでくれないんだから『今日も元気に変わりなく過ごしていました』などと、適当にお決まりの文章を書いておけばいいや」となってしまうかもしれません。

ですから、ハンコでもニコニコマークでも「明日もどうぞ宜しくお願いします」だけでも良いので反応しましょう。これで相手には「ああ、読んでくれているんだなあ」と伝わります。

スケジュール管理の術

連絡帳の記入欄だけでなく提出物もどっさりありますよね。

重要度、優先順位など無秩序に子どものカバンに入っています。

例えば単なる地域のお祭りの案内だったり、来週までに準備しなくてはならないものの一覧だったり、夏合宿の参加申し込み書だったり。

これらをダイレクトメールや雑誌、新聞のチラシと一緒にその辺に仮置きすると、行方不明になります。

園から「以前、お渡ししている○○を期日が迫っているので提出してください」と催促されても、見つからないこともあります。それで、「だらしがない親」とレッテルを貼られてしまったり…。

そんな自分を「ママ失格」と責めて自己嫌悪、それがまたストレスになってしまうこともあります。

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