2: 深夜でも医師の助言が得られる「TytoHome

小さな子供は突然体調を崩したりするもの。それが真夜中だったり旅行先だったりしたら親も慌ててしまいますよね。そんな時に「TytoHome」が助けになるかもしれません。もちろん、お医者さんと全く同じようにとはいきませんが、状況によってはわざわざ通院する必要もなく、すぐに病院へ行けない場合にも大きな安心材料となること間違いなしです。

「TytoHome」は、耳、喉、心臓、肺、腹部、皮膚の状態をチェックし、心拍数と体温を測定してくれるデバイスです。現在は一部の医療機関や医師を通して購入することができます。

医師と常に「TytoHome」を介して情報を共有し、テレビ電話などで遠隔でコミュニケーションを取ることも可能です。デバイスにはカメラ機能もあり、皮膚や喉の状態などを撮影することもできます。タッチスクリーンでガイドも出るので操作も簡単です。

また、アンドロイドやIOSに対応した「TytoApp」と連動することで、それまでにチェックしたデータをカルテのように蓄積しておくことができます。アレルギー体質の子供などには、日常的に利用することで体調の異変などに気づきやすくなるのも安心ですよね。

特に、キャンプなどのアウトドアアクティビティーの最中にけがをしてしまったり、虫刺されによる発熱やアレルギー反応が起こってしまった場合、その不調の原因を素人が判断するのは危険でありとても難しいものです。そういった状況で「TytoHome」があれば、冷静に判断し、医師の助言を得ることで適切な応急処置を施すことが可能です。

料金は299ドル(約3万円)。現在世界中で注目されている遠隔医療ですが、まだまだ一般的に広まっているとは言えません。しかし、その需要により、今後の発展はめざましいだろうと言われています。

「TytoHome」も、まだアメリカの一部でのみテスト的に導入されている状況ですが、今後のワールドワイドな展開に期待ですね。

医療関係者やガジェット開発者などからは、ツイッター上で「これはとても画期的で素晴らしい!」「これからの時代に絶対に必要になるもの!」など賞賛と期待の声が多く上がっています。

オフィシャルサイト上では、名前や住所とともに希望の商品を登録することで、いつ頃近い地域で購入可能になるかお知らせしてくれる登録フォームが用意されています。