小学生になると親があえて子供のトイレまでついて行き、用を足す手助けをするということはまずないでしょうが、あなたのお子さんは毎日ちゃんと排便をしているかどうかを親として把握しているでしょうか。

排便は生きて行くうえで欠かすことのできない健康のバロメーターとも言える重要な行為です。

その重要な行為を「毎朝必ずトイレに行くから、うちの子はちゃんと排便しているだろう」という憶測だけで、安易に「自分の子供は便秘ではない!」と片付けてしまっている親は意外に多いと言います。

毎朝きちんと排便し学校へ行くことが子どもにとっては理想ですが、排便は生理現象であるため、朝以外にも学校で便意は当然としてあるはずです。

しかし近年、小学生が学校で排便をせず我慢している傾向にあることが調査結果で分かりました。

なぜ子どもは学校で排便を我慢してしまうのか。

今回はNPO法人日本トイレ研究所が発表した小学生の排便と生活習慣に関する調査の結果を参考になぜ子どもが学校で排便をしないのか、そして便秘の重大性についてお伝えしたいと思います。

2人に1人が学校で排便をしない!なぜ?

NPO法人日本トイレ研究所が全国の小学生4,833名の保護者を対象に「小学生の排便と生活習慣に関する調査」を行いました。

その結果、20.2%(5人に1人)が便秘状態であり、さらに便秘の子どもの保護者のうち32%は子どもが便秘状態であることを認識していないことが判明したのです。

そして驚くことに、排便が3日に1回以下である子どもが全体の8%となっており、そのうち危機感をもっている子どもは21.6%であることも分かりました。

このような調査結果から、子どもの便秘というのがあまり重要視されておらず、親子共々、危機感を持っていないことが分かります。

本当に、便秘の子どもはこんなに少ないのだろうか?

そこに疑問を抱くのは、今回の調査を実施したNPO法人日本トイレ研究所ですが、なぜ疑問なのかは、次にあげる調査結果から分かります。

小学生全体の49.7%、つまり2人に1人が学校で排便を「ほとんどしない」または「まったくしない」と回答。

また、学校で排便を我慢した経験については、「よくある」「ときどきある」と回答した生徒は全体の52.8%にものぼりました。

このような調査結果から、便秘状態にある子どもは実際のところ20%を超えているのではないかとNPO法人日本トイレ研究所は推測しています。

ではなぜ、学校で排便をしないのか。

その理由の1位は「友達に知られたくないから」というのが55.9%にものぼり、小学生と言えども、人目を気にしていることが分かります。

特に高学年になるほど、人目を気にする傾向があることが分かり、特に男子については、排尿と排便の場所が違うため人に知られやすく、我慢をしてしまうようです。

また小学校のトイレは整備が遅れており、いまだに和式トレイしかない小学校も少なくありません。