ドコモが販売するファーウェイ製の8インチタブレット「dtab Compact d-02H」

["\n ノートPC販売台数は、2016年12月以降、4か月連続で前年超えとなり、Windows 8登場以来続いたダウントレンドが反転した。一方、タブレット端末は、平均単価が下がっているにも関わらず、勢いは戻らず、依然として不調が続いている。

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ファーウェイ、初のトップ 市場活性化につながるか

\n そうしたなか、2016年3月に26.2%を占め、ファーウェイが初めてタブレットでトップシェアを獲得した。売れ筋は、「dtab Compact d-02H」や「HUAWEI Mediapad T2 8 Pro」など、1~2万円台の8インチモデル。長らくAppleが首位を走り続けていた市場で久々に起きた大きな変化だ。

\n タブレット市場は、スマートフォンの大画面化、いわゆるファブレット化のあおりを受けて成長にブレーキがかかった。ピークは、「Nexus 7」の2012年/13年版やAppleの9.7インチの「iPad Air」などが人気を集めていた2014年3月。消費税増税前の駆込み購入もまた、活況の一因になった。

\n しかし、Nexusシリーズが徐々に終息するにつれピークアウト。Appleの一人勝ち状況に戻ったものの、販売台数は伸び悩み、28か月連続で前年割れとなっている。その間隙を縫ってトップに躍り出たのがファーウェイ。この変化が市場活性化につながるかに注目だ。(BCNチーフエグゼクティブアナリスト道越一郎)

\n*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。

\n※『BCN RETAIL REVIEW』2017年5月号から一部加筆のうえ、転載

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