写真左は映画コメンテーターの有村昆、右はホラー好きの女優、滝沢沙織
拡大画像表示

暑い夏はやっぱりホラー映画を観るのがいちばん! もはやこれは夏の風物詩。納涼のお化け屋敷と一緒で、夏はホラー映画を観て身体の中から涼しくなろう! というのが昔からの定番になっているが、そんな伝統に則って、映画専門スター・チャンネルが8月に「1ヶ月まるごと! 真夏のホラー映画大特集」という特別番組をドーンと発表。

番組では『ヘルハウス』('73)、『ゾンビ[ディレクターズ・カット版]』('78)などの古典から『パラノーマル・アクティビティ2』('10)、『ザ・ライト~エクソシストの真実~』('11)といった近作、果てはJホラーの傑作『呪怨』('02)とそのハリウッド版『THE JUON/呪怨』('04)まで、新旧、内外を織り交ぜた傑作ホラーがなんと31タイトルも連続放映されるのだ。 

Amazon7net
Amazon7net
Amazon7net
Amazon7net
Amazon7net
 
 

■食わず嫌いな人にホラー映画の面白さを知ってもらいたい! 

しかも、そんな大特集に合わせて、同局ではホラー映画の面白さ、楽しみ方を初心者にも分かりやすく解説するスペシャル番組「真夏のホラー・アカデミー!」を放送。番組では、自らも熱狂的なホラー映画ファンと公言する映画コメンテーターの有村昆氏と、ホラー映画が大好きな女優・滝沢沙織さんをナビゲーターとして、今回放送されるホラー作品をまずは有村さんによる3段階の「恐怖レベル」に分けて紹介。さらに『リング』('98)、『呪怨』などをプロデュースした一瀬隆重氏や、『呪怨』『発狂する唇』('00)などの出演作で知られ、「和製ホラークイーン」の異名をとる女優の三輪ひとみさんにホラー映画の魅力や撮影秘話を訊くコーナー、今回日本初放送となるミニ・シリーズ『スティーヴン・キング 骨の袋』('11)の原作者スティーヴン・キングの世界とその映像化作品の恐怖を検証するコーナーも。ホラー映画ファンにはたまらない充実の内容になっている。

でも、どんなにホラー映画が面白いと言っても「怖いのや気持ち悪いのはイヤ!」という食わず嫌いの人はいるし、そんな人はいくら素晴らしい大特集を組んでもナビゲート番組を放送しても観てはくれない。それではホラー映画はいつまで経ってもマニアの領域を出ないし、その楽しさや魅力は浸透しないのではないか? そんな根本的な疑問が生じたので、あのティム・バートン監督もお気に入りという六本木のホラーダイニング「Trick or Treat」で行われた「真夏のホラー・アカデミー!」の収録後に、ナビゲーターのおふたりを直撃! 番組のさらなるプロローグとも言える、ホラー映画嫌いの人でも観たくなるような“ホラー映画指南”をお願いしてみた。