買い物の体験をさせましょう

子どもは小さい穴に物を入れたがります。お金も投入口に入れたがります。駅で切符を買ったり、自動販売機でジュースやウーロン茶を買うのも親がサッとやってしまうのではなく、時間にゆとりのあるお休みの日には、子どもに体験させましょう。「自分で買えた」という達成感は大きな成長につながります。

小学生になると、算数で「120は10の塊がいくつ集まった数ですか」という問題があります。答えは10が12個集まった数なのですが、これがなかなかわからない児童がいます。

ですが、“150円のウーロン茶を買うのに10円玉を15枚、コイン投入口に入れる” “100円玉1枚と10円玉5枚で自分でコインを入れる”など、普段からお金を触っている子どもは大きな単位を理解できる素地が育っていますので、これらを難なくクリアできます。

お出かけの際には電子マネーを使わず、券売機で切符を買わせたり、自動販売機で飲み物を買う体験を子どもにさせてみませんか。算数力を付けるチャンスです。

子どもと一緒に行き先の下調べをしてみよう

普段の行動範囲とは異なる場所に出かけるときは、子どもと一緒に電車の路線図で降りる駅を確認したり、行く場所の下調べをしましょう。

動物園ならばネットや図鑑でゴリラ、象など、どんな種類の動物がいるか、子どもと一緒に調べてみるのです。これで「図鑑で見た象はグレーだったけれど、今、僕の目の前にいる象は茶色だ」などの発見があります。

休日のお出かけも、親に連れて行かれるままボーッと参加させるのではなく、事前に情報を入れておくことで知的好奇心に火が点きます。

まとめ

単なるお出かけも、子どもの成長を促す場面がたくさんあります。せっかくのチャンスを活かしましょうね。