ワイヤーアクションもこなした唐沢寿明

 「ラストコップ」プロジェクト・ファイナル祭りが24日、東京都内で行われ、出演者の唐沢寿明、窪田正孝、佐々木希、和久井映見、竹内涼真、松尾諭、桜井日奈子、武田玲奈、マギー、宮川一朗太、田山涼成、加藤雅也、吉沢亮が出席した。

 このプロジェクトはHuluで配信、地上波連続ドラマ放送を経て『ラストコップ THE MOVIE』として映画化された、30年の眠りから覚めた時代錯誤な昭和デカ・京極浩介(唐沢)と現代っ子の平成刑事・望月亮太(窪田)が絶妙なボケとツッコミを見せながら豪快かつ破天荒な捜査で事件を解決するアクションコメディー。

 この日はファンが見守る中、オールキャストで「生ドラマ」を披露した。マギー演じるムーンライト清美が鈴木加奈子(和久井)を人質に取って「出番を増やせ」と訴える中、さまざまなキャラクターが好き勝手にドタバタ劇を繰り広げ、最後には会場後方からステージまでワイヤーに吊られて登場した京極(唐沢)がアクションを披露し騒動を収めた。

 日本テレビ系で放送された連ドラ最終回のクライマックスも生放送の即興芝居で展開したことから、唐沢は「なんでも生でやらせやがって」とぼやきながらも向かってくる敵をバッタバッタとなぎ倒すなどキレのあるアクションを見せた。ところがマギーを説得する大事なシーンのせりふで『ラストコップ』を「らすこ…」とかんでしまい、「大事なところなんだよ、だから生は嫌なんだよ」とさらにぼやいて笑いを誘った。

 キャスト陣があらためてステージに並ぶと、唐沢は「ひどい目に遭いましたね。私は決してかんでおりません。(お客さんがいても)基本的には何とも思いません。自分との戦いなので」と弁解し、窪田は「最終回の生放送を思い出したし、『ラストコップ』舞台化みたいな雰囲気ですよね。新鮮ですし、いい協調感をいただけました。皆さん元気いっぱいでパワフルで」とファンの声援に答えていた。

 映画は5月3日から全国ロードショー。