『スキンシップゼロ夫婦』より 悩むまゆさんを勇気づけたのはご両親だった

――「夫婦2人で生きる」という決断は正しかったと今は感じていますか?もしくはまだわからない状態でしょうか。

まゆさん:実は、まだわかっていません。人生を終える時にわかるのかもしれないなと考えています。

同じ悩みを持つ人たちへ伝えたいこと。

――著書の中では「子なしハラスメント」の経験も綴られていますね。
子供がいても「二人目は?」と聞かれたり、独身であれば「結婚は?」と聞かれたり、どのような立場であっても女性に対するハラスメントはなかなかなくなりませんが、まゆさんはどのようにそのプレッシャーを乗り切りましたか?

まゆさん:私は、まったく乗り切れませんでした。だから、その場から離れるという決断をしました。

――価値観の違いにぶつかりながらも、まゆさんとみーさん夫婦はとても仲が良く幸せそうです。お二人がコミュニケーションする上で大事にしているものは何でしょうか。

まゆさん:私は、短気で感情にすぐ左右されやすい部分があります。そういう負の感情をみーさんへ一方的に押し付けない。これを自分の中で大事にしています。

――まゆさんが抱えてきたことと同じように悩んでいる女性・男性へメッセージがあればお願いします。

まゆさん:ブログを始めるまでは、自分だけが抱えている悩みだと思い込んでいました。

ブログを通して、自分だけじゃなかった事を教えていただき、気持ちが救われました。この先の、私達夫婦の生き方も教えていただいたと感謝しています。

同じように悩まれている皆様には、その悩みは一人じゃないこと。孤独じゃないこと。それをお伝えできれば幸いです。

まとめ

夫婦の形はそれぞれということは分かっていても、悩みに直面したときはどうしても「こんな思いをしているのは自分だけ?」と落ち込んでしまうもの。

現在もスキンシップがないことに悩むことはある、と語るまゆさんの姿に、悩みながらも夫婦で寄り添って生きていく幸せの形を感じたような気がしました。

システムエンジニア、携帯向け音楽配信事業でのシステム運用、マーケティング職を経て、妊娠・出産を機にフリーライターに転向。主に育児、教育関連の記事を執筆。子連れで楽しめるサービス探しと世界の子育て事情に興味津々の日々。ストレス解消はお酒と映画。