待ちに待った運動会。子ども達は、普段の練習の成果を多くのお客様や保護者に見てもらおうと張り切っています。

でも、見学する保護者の中にはテンションが上がり、張り切り過ぎて、周りが見えていない迷惑行為をしてしまう人がいます。

今回は、注意したい運動会での迷惑行為について『1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』の著者の立石美津子がお伝えします。

園内・校内のコンセントで携帯電話を充電する

体育館や園内の廊下のコンセントで携帯電話の充電をしている人がいます。園が電気代を払っています。勝手に使うのはよくないですね。

十分に充電しておくか、予備の充電池を準備しておきましょう。

迷惑駐輪、迷惑駐車をする

運動会の当日は大勢の保護者が幼稚園や小学校にやってきます。

園児が200人いてパパ、ママが自転車でやってきた場合、200人×2台、合計400台の自転車が園に集結することもあり得ます。

そのため「自転車、自家用車でのご来場はご遠慮ください」または、もっと強めの案内で「運動会の日は自転車での来園は禁止です!」なんて案内が配られることもあります。

それなのに、必ず乗ってくる人がいるんです。入り口でPTA役員のママさんから叱られている人もいます。

さらに、「園まで乗ってくると注意されるから」という理由で、近隣の私有地に止める人もいます。ルールはルールですから、これは守りましょうね。

前日から場所取りをする

リレーのスタート地点や入退場門でわが子のナイスショットを撮影するために、ベストスポットに席取りをしたいと思うのが親心。

でも、運動会の前日から席取りをOKにすると、夜中から並んで近隣の住民に迷惑をかけてしまうこともあります。

アルバイトの学生を並ばせたり、そこでお酒を飲んで宴会騒ぎ……なんてことも起こります。

そのために園側では「門があくのは7時半です。場所取りはそれからにしてください」「保護者の席は指定します。競技のときの撮影はその時刻になって移動して行ってください」としているところもあります。

ところが、わが子の晴れ姿を撮りたいばかりに、この通達を無視して、前夜にこっそり忍び込み場所取りをする人もいます。

園側も時刻を守っていないとはいえ、自分の園の保護者の私物を交通整理のお巡りさんのように撤去するわけにはいかず、そのまま。

でも、その後、園からは「あの家族はちょっと非常識」とレッテルを貼られてしまいます。決して良いことはありませんよ。

それに、カメラのレンズを通してではなく、自分の目でしっかりと子どもを見て、脳裏に焼き付けましょう。

巨大なシートを敷いて占領

3人家族なのに5~7名用の巨大なシートを敷いて、最前列を占領している人や、友達の分まで敷いている人。

これも迷惑行為ですのでやめましょう。