4.グリルチキンレッグ 6本入998円

店内のガラス張りのキッチンで飴色にこんがりとグリルされたチキンレッグ。う~ん、いい香り! 美味しそう! 丸ごとのロティサリーチキンの横に並べられていて、「どうしよう、どっちを連れて帰ろうか……」と迷うのだが、今回は解体する手間いらずのグリルチキンレッグをおすすめしたい。

焼きたてにガブリ! とかぶりつきたくなるチキンレッグは塩コショウ、ニンニクなどでさっぱりと味付けされている。丸ごとロティサリーチキンの醤油+にんにくの味付けよりもあっさりしていて、鶏肉本来の味わいが楽しめる、骨付きもも肉のグリルだ。

お皿に移してレンチン(レンジでチン)するだけで、焼きたての味わいが楽しめる。

レンチン後、トースターで表面をカリッと焼き上げるひと手間で、さらに皮が香ばしく、おいしく仕上がる。好みによって、ガーリックパウダー、ハーブや、マスタード、などを加えて焼くと味の変化が楽しめる。パッケージにたまった肉汁は、冷えるとプルンと煮こごりのようにかたまる。コラーゲンもしっかりとれる優秀なチキンレッグだ。

冷凍保存は、ピチッとラップ後ジップロック。レンチンで、美味しさが復活だ。

1カ月ほど保存がきくが、早めに食べたほうがより美味しい。

5.USプライムビーフビーフ肩ロースカタマリ2kg前後 4755円 (100gあたり218円)

こんなお肉、食べてみたい! と、肉愛に満ちた方なら釘付けになりそうな巨大肉のカタマリ。 アメリカンビーフの格付けでも最高ランクの「プライム」。そのカタマリ肉だ。以前は2番目の格付け「チョイス」のカタマリだったが、グレードを上げて店頭に並んでいる。

カタマリだけに、購入してから解体するのが大変そう、と少々とまどうが、最高級のお肉が、100g200円前後で買えるとあって、リピーターがあとをたたない。

店員さんに、調理法を尋ねると、カタマリを指さして筋を示してくれた。なるほどよ~く見ると、ここで切ってね! と言わんばかりの筋が見えてくる。カタマリで見て興奮してしまうため、分解まで頭が回らなかった。

さらに見つめていると上部がステーキ肉に見えてきた。この上部分がステーキやローストビーフに最適。

筋の下の部分は煮込みに最適と店員さんが教えてくれた。お肉を切り分けるときは、半冷凍にすると、切り分けやすいとも。「でもやっぱり、これこのままステーキで食べてみたいよね……」というわけで、なんとか切り出し、塩コショウのあと、強火でジューッと焼き、赤ワインをふりかけ焼き上げた。

岩塩、ローストガーリック、マスタード、ホースラディッシュでいただく。う、旨い! カタマリ下部の煮込み用の肉も、お肉をやわらかくするというタマネギのすりおろし、キウイのすりおろしに1時間ほどつけ込んで焼いてみると、サイコロステーキのようにおいしくいただけた。

もちろん煮込みにすれば、カレーやビーフシチューなどにも使える。

この日はカタマリ肉が少ししか残っていなかったため、写真のものは筋が多く見えるが、カタマリ肉は上部をローストビーフ用に購入するという人も多い。ローストビーフ大好き! という友達から教わった炊飯器でつくる簡単ローストビーフを紹介したい。

カタマリ肉から上部を切り取り、筋をきれいに取る。その後、コストコで買えるマコーミックのガーリックソルトや、ステーキシーズニング(本当は数年前までコストコで売っていたマコーミックのハーブ&ロックソルトがおすすめだが……)をこすりつけ、フライパンでこんがり焼き色をつける。

凧糸で形を整えてしばり、ジップロックに入れ、空気を抜いておく。その後、炊飯器に湯とともに入れ、保温2時間ほどでおいしいローストビーフができあがる♪

実際、カタマリの筋切りをするには、それなりのコツがいるので、やっぱり面倒……という人は、しっかり筋切りをしたステーキ用のお肉を買うといい。冷凍しておくならカタマリで買い、上部と下部に切り分けて保存しよう。半解凍して切り分けると扱いやすく、保存期間も長くなる。お肉は小さく切られたものは保存の時間が短くなり、早めにいただくのがベストといわれているからだ。

おまけ情報 USAビーフリブフィンガー 1.5kg前後2670円(100gあたり178円)

コストコの牛肉ラインナップを見ると、ランクの高いプライムが主流となっており、若干以前に比べてお高くなっているなという印象を受ける。もちろん、その分お肉はやわらかく、美味しいのだが。

牛肉を試してみたいけどシェアする人もいないというときにおすすめなのが、USAビーフリブフィンガーだ。

某有名焼肉店の「つぼ焼きカルビ」にそっくり! と評判のお肉。塩コショウしてサイコロステーキにしても、とてもやわらかく、ジューシーで美味しい。

トウモロコシの輪切り、ピーマンにタマネギ、エリンギ、ニンニクなどの野菜とともに、ホットプレートを用意しよう。プルコギのタレや、焼肉のタレにつけて、焼いてもよし。

そのまま焼いて、タレにくぐらせて食べてもよし。ネギのみじん切りとごま油+塩のタレでいただいても旨い! おうちでの焼肉パーティやBBQパーティを盛り上げてくれるお肉だ。

焼肉にするならはある程度切り分けてもよいが、醍醐味は長いまま焼いてハサミで切って食べること。BBQなどではワイルドなビジュアル演出になる。炭火でジュワーッと網焼きし、大きめにカット。「グルメヨシダソース」にくぐらせ、さらにジュワッと照り焼き風にしてもVery Good!

お買い物アドバイザー。1968年、東京生まれ。浦和短期大学卒業後、オンワード樫山入社。新宿伊勢丹のCKカルバンクライン店で売場単位の売上日本1を記録。退社後、「接客」「買い物」「コミュニケーション」のアドバイザーとして執筆、講演を行う。日経MJで15年以上コラム連載中。株式会社キーワード所属。