「こんばんは、U-KISSです!」。

耳馴染んだいつもの挨拶でも、6人の声で聞くのはこれが最後。それぞれの挨拶にもこのステージにかける思いが伝わるよう。ケビンは満面の笑みで、「一生忘れられない思い出を作りたいです」という。その言葉通り、特別映像を挟みながらも後半までぶっ通しでステージを展開し、メンバーたちは片時もKISSmeの心を放さなかった。

中盤には、「KEVIN Collaboration Part」と題したツアーの主人公であるケビンをフィーチャーしたコーナーがあった。

まずは、ケビンのインタビュー映像だ。デビュー前の大阪での寄宿舎生活やオリコン1位獲得、武道館公演など、これまでの活動を振り返り、ファンへの感謝を口に。メンバーに卒業の話を伝えた時の様子も映像の中で語られた。

「みんなが揃って話をしたんですが、つらかったですね」。表情からも痛みが伝わるよう。卒業を選択したケビンの背中を押してくれたのはスヒョンだったそうで、「ケビンのことを応援しよう、ケビンの分までもっと頑張ろうって代表で言ってくれてグッときました」。続けて、「いつかまた笑顔でファンの皆さんに、U-KISSでパフォーマンスしたいです。少し、離れていても心はメンバーと一緒です。永遠に」とこれからも変わらない友情を強調した。

その言葉を象徴するように、ここからはケビンとメンバーそれぞれのコラボステージへ。フンとの『Take Me Away』、イライとの『Baby, Touch Me』、ジュンとの『DON'T BREAK US DOWN』、スヒョンとの『Remember』などと、楽曲が織り成す違いだけでない、ケビンとメンバーそれぞれが生み出す空気感がチームワークの良さを物語るよう。フンやスヒョン、キソプと生み出す美しいボーカルワークには互いを尊重する気持ちが。ジュンとはアイコンタクトを取りながらまるで弟を可愛がるように。イライは、ダンスの振りにバックハグを入れてケビンをぎゅっ。“イルビン”の仲良しコンビに笑顔がこぼれた。

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