左からロジテック 事業企画部の國安淳史チームリーダーとBCN編集部員の大蔵 大輔

["\n 「自分の死後にPCのデータを見られたら……」――ふとした拍子にそんな心配がよぎる人は少なくないはずだ。過去の甘酸っぱい思い出が詰まった写真、趣味で制作している小説やイラスト、ゲームなどの作品。誰かの目に触れたら顔から火が出るほど恥ずかしいデータは意外とある。

今回はシンプルかつ確実にデータを秘匿する手段として「データ暗号化HDD」に注目。開発・販売するロジテック 事業企画部 國安淳史チームリーダーに安心の仕組みと活用事例を聞いた。

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秘密のデータがあるのは普通? 誰もが必要な“ブラックボックス”

\n 「特定のデータを厳重に管理したい」という需要は増えていますか。

\n 今の時代、写真にしろクリエイティブ作品にしろ、あらゆるものがデジタル化しています。自分以外の人に見られたくないデータがあるのは、特別なことではなく、普通のことになってきているのではないでしょうか。念のために、という気持ちで暗号化HDDを選ばれる方は増えている気がします。

\n 具体的にどのようなユーザーの引き合いがありますか。

\n 事情はさまざまですが……比較的、男性の方が多いかもしれないですね。例えば、昔の恋人の写真。お客様の声を拝見していると、男性はいつまでも大事にとっておく傾向が強いようです。

\n 分かる気がします(笑)。たしかに恋愛絡みで活用する人は多そうですね。過去の黒歴史を閉じ込めた“男のブラックボックス”のような使い方は、自分事に置き換えてもいろいろと思いつきます。

\n 他にもPCを使用して何かを制作しているクリエイターから好評いただいています。プロの方であれば外部にデータが漏えいするのは絶対に避けたいですし、趣味で活動している方であれば、家族や友人にバレるのは避けたい。ロジテックの暗号化HDDなら「死後に第三者の目に触れる」「紛失して他人にデータが見られる」ということは、パスワードが知られていない限り、まずありえません。

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管理者以外はアクセス不可能 徹底したデータ暗号化の仕組み

\n 「暗号化」の仕組みを教えてください。

\n ロジテックの暗号化HDDは二重のセキュリティでデータの漏洩を防止します。まず、HDD保存時にデータを“AES方式”というアメリカ政府でも採用実績のある解読が非常に困難な方法で暗号化します。次にユーザーがパスワードを設定してロックします。データにアクセスする手段は、このパスワードを入力する以外にはありません。

\n 管理者がパスワードを忘れてしまった場合はどうすればよいのですか。

\n その場合は諦めてもらうしかないです。それだけ「管理者以外はデータにアクセスできない」ことに特化しています。HDD復旧サービスでも復元することは難しいと思います。

\n 秘密の質問やサポート対応で、リカバリーすることもできないと。たしかにデータにアクセスする手段が他にもあれば、それだけ情報が漏洩するリスクは上がりますよね。パスワード設定に特別な手順は必要ですか。

\n HDDにパスワード管理ツールを内蔵しているので、事前にソフトウェアをインストールしておくなど、特別な設定をする必要はありませんよ。通常のHDDにデータ転送するときとほとんど変わりません。転送完了後にパスワードを入力するだけで、強固なセキュリティ性能を発揮します。

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コミケにも最適? Mac専用モデルもある堅牢なポータブルタイプに注目

\n 夏のコミックマーケット(以下、コミケ)に向けて、作品を制作している人にもうってつけのアイテムですね。

\n コミケについて詳しくは知らないのですが、同人作品を制作するお客様にとっても安心できるHDDだと思います。データは完璧に守りますので思い切りクリエイトしていただけるはずです。クリエイター向けのMac専用モデルには、USB Type-C変換アダプタを付属しており、最新のMac環境にも対応しています。

\n ポータブルタイプのデザインは上品なシルバー調でMacのボディともマッチしますね。個人的には、頑丈さが気に入りました。複数人で作品を制作する人はデータを持ち運ぶ機会も多いですし、満員電車で圧迫されてデータが破損という事態も考えられます。

\n ポータブルモデルは耐衝撃構造なので、1mの高さから落としても壊れることはなく、外部からの圧力にも強いです。内蔵のドライブには高品質のウエスタンデジタル製を採用していることも安心材料の一つです。

\n アクシデントなく本番を迎えるためにもぜひ活用したいですね。本日はありがとうございました!