金崎夢生(鹿島アントラーズ) (C)J.LEAGUE 金崎夢生(鹿島アントラーズ) (C)J.LEAGUE

浦和との首位攻防戦を制しトップに立ったものの、4戦勝ちなしのヴィッセル神戸に前節1-2で屈し、4位に後退した鹿島アントラーズ。と言っても、首位・浦和とは勝点1差、1位から8位・神戸まで勝点3差でひしめく大接戦である。前節の敗戦よりも、ケガ人が続出したのが痛い。

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これまで中盤の底でピンチの芽を摘み続けてきたレオ・シルバが左膝の手術を余儀なくされ、2列目の遠藤康も戦線離脱。負傷で神戸戦を回避したCB植田直通も明日のゲームは出場できない模様。アウェイでは5戦全勝ながら、2勝4敗とホームで分が悪いのもいただけない。鹿島としては5月19日(金)・茨城県立カシマサッカースタジアムでの『明治安田生命J1リーグ』第12節・川崎フロンターレ戦で悪い流れを断ち切りたい。

一方、川崎Fは上げ潮にある。ケガで出遅れたCBエドゥアルドが第10節・アルビレックス新潟戦で今季初先発。守備に安定感をもたらすと、早速新潟戦3-0、ジュビロ磐田戦2-0と連続完封勝利を実現。さらに新潟戦ではボランチ大島僚太も復帰。中村憲剛をトップ下に移し、攻撃に厚みをもたらしている。阿部浩之が2試合連続ゴールを決めれば、ハイネルも初得点をマーク。さらに『ACL』グループステージ最終節で家長昭博が戦線復帰したのも心強い。首位に勝点3差・7位の川崎Fの追撃態勢は整ったと言える。

6月の日本代表FWの座を争うであろう金崎夢生と小林悠の激突や、小笠原満男×中村のベテランMF対決、さらにクォン・スンテ×チョン・ソンリョンの韓国人GK対決など、見どころに事欠かない鹿島×川崎F。リーグ戦の直接対決では12勝5分9敗と川崎Fがリードするが、『明治安田生命2016Jリーグチャンピオンシップ』準決勝、『第96回 天皇杯』決勝という大舞台ではいずれも鹿島が勝利している。5月19日(金)・カシマスタジアムでの一戦で勝点3を手繰り寄せるのは鹿島か、川崎Fか。チケット発売中。また、両軍は『ACL』決勝トーナメントに進出。5月23日(火)にそれぞれアウェイでラウンド16第1戦を戦い、30日(火)に第2戦・鹿島×広州恒大・カシマスタジアム(5月19日(金)午前10時より一般発売)、川崎F×ムアントン・ユナイテッド・等々力陸上競技場(5月21日(日)午前10時より一般発売)を行う。『明治安田J1』で『ACL』で、負けられない戦いが続く。

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