中村優一  撮影:石阪大輔 中村優一  撮影:石阪大輔

真田十勇士をモチーフにした同名漫画が原作の舞台「BRAVE10」(ブレイブ・テン)が6月に上演される。

舞台「BRAVE 10」チケット情報

原作は、ドラマCD化やテレビアニメ化もされ、本編の連載終了後には熱い声を受け続編とスピンオフ作品が連載されるなど、多くのファンに愛され続ける霜月かいりの人気作。若き忍者・霧隠才蔵と、徳川家康の手の襲撃者に社を焼かれ、真田幸村に頼ろうとする出雲の巫女・伊佐那海(イサナミ)との出会いから始まる物語で、才蔵ら真田十勇士が伊佐那海の持つ奇魂(くしみたま)を狙う者たちと戦う姿が描かれる。

主人公・霧隠才蔵を演じる中村優一に話を聞いた。

「舞台化が発表されたときに、たくさんの原作ファンの方々の存在を感じて。プレッシャーもありますが、原作を大切にがんばりたいという気持ちが強くなりました」と話す中村。原作を読んだ感想を聞いてみると「本当に面白い作品だなって思いました。描写にスピード感や疾走感があって、出てくるキャラクターも一人ひとり個性的でユニーク。服装や武器が丁寧に描かれているので、戦ってるシーンすらもきれいで…。先生が妥協せずに描かれてるのがすごく伝わってきます」と熱く語る。自身が演じる霧隠才蔵については「大事なときに男らしいところが好きです。例えば誰かを助けるためにウソをつくような、そういうところがかっこいい。一見ぶっきらぼうだけど、伊佐那海に対してふと出るやさしさだったり男らしさに憧れます」。

アクションも期待したい作品だが、実は中村にとってアクション満載の舞台作品は初挑戦。「アクションの多い舞台がやりたくて、この作品が決まる前から自分で殺陣の練習に行ったりしていたので、今から楽しみです! 才蔵は武器も大きいですし、ダイナミックさが出せたら」と気合も十分だ。そんなアクションに加え大切にしたいと語るのはヒロイン・伊佐那海とのシーン。「この漫画は才蔵と伊佐那海が出会うことで始まって、伊佐那海との話で終わっていくので。どこまで描かれるかはまだわからないですが、そこは大切に演じたいです」。

キャスト全員が初共演。「人見知りなんですけど、もうそんなこと言える歳でもないので言わないようにしてるんですよ(笑)。いろんなキャラクターに巻き込まれながら成長していく才蔵と同じように、(稽古場で)巻き込まれながら作っていけたら」と見せる笑顔は頼もしい。「原作の世界観を大切にしながら、お客様に生でエネルギーを届けたい。それで観た後になにか思っていただけたり、感動していただけたら成功だと思います。才蔵たちが“生きてる”って感じてもらえるようがんばります」。

公演は6月28日(水)から7月2日(日)に、東京・全労済ホール スペース・ゼロにて。

取材・文:中川實穗

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