たまには、私の話も聞いてほしいのに

聞き上手な夫は、この世に存在しないに等しい

仕事や育児でくたくた。パパも疲れてるのはわかるけど、たまには愚痴くらい聞いてくれてもいいのに……。

そう思うことってありませんか?

身もふたもない話をして申し訳ありませんが、およそ「夫」と呼ばれる存在の生物は、妻の話を聞くのが苦手です。

多くの夫は、ただ話を聞いてほしいという女性の要望を、「何かの問題の解決を求められているか」「自分を責められている」と、勘違いしやすいからです。

特に甲高い声で、早口で話しかけてくる妻の話は、ほぼ100パーセントの男性がNG。(もし、あなたがいつもそういった状態で夫に話しているのに、ご主人が耳を傾けてくれているなら、ご主人は、相当気を使っているはずですから、ぜひ優しくしてあげてくださいね。)

悪用厳禁!夫に喜んで話を聞かせる魔法のトークテクニック

夫の行動をほめれば、いくらでも話を聞いてくれるようになる?

とはいえ、ご安心ください。妻の話に耳を傾けない夫が喜んで話を聞く、魔法のトークテクニックがあります。

以前、mimot.に「悪意がなくても彼の心が離れてしまう女子の地雷行動」という記事を寄稿しました。この記事の中では、女性のためにしてあげた(本人がそう考えている)行動を否定されると、どんなにおとなしい男性でも爆発しかねないということを説明しました。

逆にいうと、夫が妻のためにしてくれた(あくまで夫がそう思っているだけであっても)ことを、妻が話の最初に出せば、夫は喜んで話を聞いてくれるということでもあります。

「自分が妻のためにしてあげた行動で、妻がこんなに喜んでくれるのだから、話を聞いてあげればもっと喜ぶだろう」そう錯覚してしまうんですね。

どんなことでもいいです。夫が自分のためにしてくれたであろうことを、ほめてみてください。

たとえば、お土産にエクレアを買ってきてくれたことでもいいし、着替えたシャツをいつものように放り出さないで洗濯かごに入れておいてくれたといったことや、宅配便を受け取ってくれたといった些細なことでも十分です。

「ねえパパ、昨日はお土産にエクレアを買ってきてくれてありがとう。スイーツ久しぶりだったからすごくおいしかったよ。でね」

「ねえパパ、宅配便受け取ってくれてありがとう。私、おうちの事でパッツンパッツンだったから、すごく助かったよ。でね」

こういうように、冒頭で夫の行動をほめておいて、表情がゆるむようなら自分が聞いてほしい話を続けるのです。

「それで?」「大丈夫だった?」というように相槌を打ってくれるようになったら、シメたもの。

巧妙な営業トークを断れなくなってしまうように、まず夫は、あなたの会話を遮断することができません。思い切り話したいことを話して、夫に甘えましょう。

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