『デビルズ・ダブル』でひとり二役を演じるドミニク・クーパー (C)Filmfinance VI 2011 - All Rights Reserved

イラクの独裁者サダム・フセインの長男ウダイ・フセインの影武者だったラティフ・ヤヒアの回想録に基づいた映画『デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-』が20日(金)にブルーレイ&DVDリリースされる。その特典映像のひとつである、主演のドミニク・クーパーが撮影秘話について語るインタビュー映像の一部が公開された。

映画『デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-』特典映像

拷問や殺人、暴行を繰り返したことから、イラクに君臨していた父サダムでさえも「生まれた時に殺しておけばよかった」と後悔したというほど残忍な男・ウダイ。本作では、容姿が瓜二つという理由で、ウダイ本人から直々に影武者になることを命じられたラティフの苦悩がリアルに映し出されている。また、顔はそっくりでも性格や価値観は全く真逆のウダイとラティフをひとり二役で演じた若手俳優のクーパー(『マンマ・ミーア!』)は、表情や声色で二役を完璧に演じわけ、その演技力は絶賛を集めている。

今回公開された映像では、そんなクーパーが撮影方法を明かしている。ウダイとラティフが並ぶシーンでは、あたかも二人が隣り合って話しているかのように見せなければならないのだが、隣に立たせた代役に視線を合わせて撮影をしたという。また、相手の位置を示すために監督のリー・タマホリは壁のあちこちに目印を貼っていたようで、クーパーはそれを頼りにいつどこへ動くのか判断していたと話す。

まさに本作最大の見どころといえるひとり二役はいったいどのように作られたのか、ブルーレイ、DVDの発売に先んじて確認してみてはどうだろうか。

『デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-』
ブルーレイ:4935円(税込)
DVD:3990円(税込)
7月20日(金)発売
発売元:ギャガ
販売元:アミューズソフト