子育て中は、子どもの成長と共に育児の悩みはつきものですが、それ以外にもママ友との人間関係に悩むママは多いものです。

ママ友トラブルは、口をきいてもらえなかったり、影で悪口を言われていたりなどの陰湿なものから、ちょっとしたトラブルまで内容はさまざまですが、できたらそのようなトラブルには巻き込まれたくないもの。

子どもが絡んでいるだけあって、ママ同士のトラブルが子ども同士の関係に害を及ぼさないよう、気を遣い、神経を使いながらママ達は日々頑張っています。

しかし、そんなママ達の努力も虚しく、ママ友トラブルが発生してしまっていることから、女性同士の人間関係がいかに複雑で難しいかが分かります。

無理して頑張って神経をすり減らしてまでママ友を持つ必要があるのかどうかは人それぞれの考えにもよりますが、少なからずママ友関係に苦手意識を持っているママはいるものです。

ママ友は本当に必要なのでしょうか。

今回は、SNSでつながるドライな関係を続けるママ達が増えている現実と、実際にママ友0人で子育てをしているママに、ママ友0人生活の現状を聞いてみました。

ママ達の5人に1人はママ友トラブルに遭遇していた

可愛くて純粋で無邪気な子ども達を支えるママ同士の人間関係はクリーンであるべきですが、実際はどうなのでしょうか。

611人のママ達を対象に「ママ友間のトラブルはどれくらいの割合で存在するのか」を調査した結果、全体の5人に1人のママ達が、ママ友トラブルに巻き込まれた経験があることが分かりました。

子どもと繋がりがある人間関係だけあり、合う合わない、好き嫌いといった感情だけで付き合うわけにはいかないママ友関係は、誰もが良好な関係を保とうと努力をするものですが、5人に1人という結果は、数字だけ見れば少なく感じますが、努力の上での結果と考えれば多いとも取れます。

ママ友トラブル0(ゼロ)と回答しているママ達も、神経をすり減らしながら努力をしている結果、トラブルに巻き込まれずにいるというケースが多く、本当にそこまでして子どものためにママ友を持つ必要があるのかは疑問ですね。

SNSだけでつながるドライな関係を続けるママが増えています

ママに関する最新動向調査をまとめた「日本のママ白書2017年度版」によると、「仲の良いママ友」の人数の平均は1.2人であり、さらに「ママ友0人」については全体の56.7%と2人に1人のママがママ友0人と回答しています。

また「プライベートな事が相談できるママ友」については、平均0.7人、プライベートな相談ができるママ友はいないと回答しているママも64.5%という結果に。

さらに、調査を開始した2014年と比べると、ママ友0人は15%も増加していることが分かり、近年はママ友がいなくても決して珍しいことではなく、おかしいことではないという結果になりました。

最近のママ達は、会って話してどっぷり浸かるというよりは、SNSでさらりと会話をし、ドライな関係を続ける人が増加しているようです。

「ママ友0人」は少し寂しい気もしますが、増加している結果に内心ホッとしているママも多いのはないでしょうか。