浦和レッズ (C)J.LEAGUE 浦和レッズ (C)J.LEAGUE

今夏、ドイツの名門クラブとスペインの強豪クラブがやって来る。ボルシア・ドルトムントが浦和レッズと対峙し、セビージャFCが鹿島アントラーズと対戦する『明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017』が開催されるのだ。

明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017 チケット情報

2年前のゲームが忘れられない。2015年7月7日・等々力陸上競技場にて、ドルトムントが川崎フロンターレと激突したゲームのことだ。

当時の川崎Fは風間八宏監督のもと、独特なパスサッカーを貫いていた。一方のドルトムントはトゥヘル新監督が就任したばかり。さらにゲームは『1stステージ』と『2ndステージ』の合い間に行われ、川崎Fのコンディションはバッチリ。対するドルトムントは8月15日に開幕する『ブンデスリーガ』に向けて、始動したばかり。しかも来日は試合前日である。トゥヘル新監督は香川真司について「昨日、練習に合流し、初めて直接見た。このチームにどう生かせるか考えていきたい」と語っていたほど。

戦前、控え目に言って「いい勝負になる」、胸の内を正直に告白すると「普通にフロンターレが勝つんじゃないか」と思っていた。だが、しかし、ご存知の通り結果は0-6……。

試合後、風間監督は「ひと言、素晴らしいものを見せてもらった」と脱帽したが、トゥヘル監督は「僕も選手を知らなければならないし、選手も僕のことを知らなければならない。そうやって理解を深めていくことによって、どういう戦術が合っているのか、チーム内で探していかないといけない」とチームは手探りの状況だと明かした。ドルトムントは完成度が低いながらも、ワールドクラスのスピードとテクニック、そして決定力を見せ付けたのだった。

あれから2年、再びドルトムントが来日する。ボス新監督のもとメンバーの顔ぶれは変わっているのが、同じインパクトを残そうとしている。

ドルトムントとセビージャは、Jリーグ勢に世界との差をまざまざと見せ付けるのか。鹿島と浦和がホームの利を生かし、世界と伍する戦いぶりを見せるのか。

『明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017』浦和レッズ×ボルシア・ドルトムントは7月15日(土)・埼玉スタジアム2002にてキックオフ、鹿島アントラーズ×セビージャFCは7月22日(土)・茨城県立カシマサッカースタジアムにて開催。チケットはチケットぴあにて本日6月7日より16日(金)午後11時59分までプリセール・先行先着受付中、6月17日(土)午前10時より一般発売。