ボーズは、高精細ディスプレイとホームシアター、オーディオシステムを一体化した「Bose VideoWave II system」を、8月17日に発売する。ディスプレイサイズは46インチと55インチの2種類で、価格は46インチモデルが52万5000円、55インチモデルが63万円。価格には、本体のセットアップ、周辺機器の接続、「ADAPTiQRシステム」の設定が含まれる。

ディスプレイには、LEDバックライト搭載の液晶ディスプレイを採用し、映画やテレビ番組を1080pの高精細映像で表現する。フレームにはアルミニウムを採用し、55インチモデルではディスプレイの奥行きをより薄く仕上げた。壁かけ設置にも対応し、ディスプレイとコンソールを1本のケーブルでつなぐだけで設置できる。

コンソールには、ブルーレイディスク(BD)プレーヤーやゲーム機など、最大で7台の周辺機器をつなげることができる。タッチセンサの「クリックパッドリモコン」を使えば、接続した周辺機器をスクリーン上で操作できる。リモコンは電波式なのでシステムに向けて操作する必要はなく、コンソールに接続した周辺機器を見えない場所に設置することもできる。

ディスプレイ背面には、6基の小型ウーファーと低音再生技術「ウェーブガイド・スピーカー・テクノロジー」を備え、豊かで力強い重低音を再生する。ウーファーは、大音量で再生してもディスプレイに振動を伝えないように配置した。

また、新開発の「PhaseGuide sound radiator technology」が7基の小型スピーカーや独自のデジタルシグナルプロセッシングと連動し、ディスプレイの画面サイズを超えて、スピーカーのない場所にまで広がりのあるサウンドを再生する。さらに、部屋の大きさや形、家具の配置まで解析し、自動的に調整を行う「ADAPTiQRシステム」で、どんな部屋でも最良のサウンドを楽しめる。

iPod/iPhone接続用のDockコネクタを備え、iPod/iPhoneに保存した音楽の再生に対応。また、映像だけをオフにして、音楽だけを再生する「Video mute」機能を備える。HDMI端子×4基のほか、映像入力にコンポジット端子×3、コンポーネント端子×2、音声入力にアナログ端子×3、光デジタル端子×2、同軸デジタル端子×2を備えている。

ディスプレイのサイズは、46インチモデルが幅1127.0×高さ754.0×奥行き340.0mmで、重さは54.0kg。55インチモデルが幅1300.0×高さ856.0×奥行き432.0mmで、重さは59.9kg。コンソールのサイズは、幅421.0×高さ77.5×奥行き237.5mmで、重さは3.2kg。