15日(日)まで開催中のコミコンの様子

『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2』のパネルに参加すべく、コミコン開催の数日前から列に並んでいた女性が、会場外で車にはねられ、死亡した。女性は一度列を離れ、列に戻ろうと道路を横切った際に、走ってきた車にはねられたらしい。

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毎年夏、カリフォルニア州サンディエゴで開かれ、今年は12日から15日(日)まで開催されているコミック・コンベンション(通称コミコン)は、コミックファンやSFオタクでごったがえす大人気イベント。ハリウッドスタジオにとっても、新作映画の宣伝をする良い機会でもある。イベントの出席者は男性が中心だが、女性に強く支持されている『トワイライト』シリーズは、これまでもコミコンに参加しており、今回もシリーズ最終章にあたる最新作『ブレイキング・ドーン Part2』の宣伝で主要キャストが訪れることになっていた。被害にあった女性は53歳。コミコンは12日にスタートするにも関わらず、女性は8日から並んでいたという。

事故を受けて、『トワイライト』を製作配給するライオンズ・ゲートは、「ライオンズ・ゲート、サミット、そして『トワイライト』のファンは、彼女の死を非常に悲しく感じています」と声明を発表した。コミコンでは、毎年、熱狂的なファンが何日も前から列をなし、席を争って騒動が起きることが問題になっている。主催者側は参加者に行列をしないようにと語りかけているが、有効な手段が取られていないことに、批判の声も上がっている。

文:猿渡由紀

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