ラズベリーの仲間、カワヅザクラ

カワヅザクラとメジロ (写真AC提供、撮影/あけみん)

ちょっとビックリかもしれません。

ラズベリーは低木ですから、背の高いカワヅザクラとは、なかなかイメージがつながりませんね。

でも、同じバラ科の仲間なのです。

階段を登りきった水道橋遺跡で、春一番に桜の花を楽しませてくれます。

毎年、開花を心待ちにするゲストも沢山いらっしゃいますね! 

サクラは食用ではなくても、小さな小さなサクランボを実らせます。

夏から秋にかけて、木の下で見上げてみてくださいね。

余談ですが、アラビアンコーストのサルタンズ・オアシス前に、サクラと間違われる木があります。

カワヅザクラと同時期に花を咲かせる、アーモンドなのです。

アーモンドもバラ科で、ラズベリーの仲間なんですよ。

パッションフルーツ

パッションフルーツ (web辞典提供)

ミステリアスアイランドを抜けてマーメイドラグーンに出ると、パッションフルーツが見られます。

アリエルのグリーティンググロットの滝のそばにあり、花は初夏、実は夏から秋に見られますよ。

パッションフルーツと聞くと、情熱の果実と思われがちです。

しかし実際には、キリスト教のパッシオン、即ち受難を意味します。

由来は独特な花の姿からです。

トケイソウの花

5個の聖痕(キリストが磔刑で受けた、両手両足、胸の傷痕)と数が同じ雄しべ、

頭頂が3つに分かれて、磔刑に使われたクギが3本あるように見える雌しべ、

キリストに被せられたイバラの冠に見える、フリンジ状の副花冠、

10枚の花びらに見えるものを、12使徒と呼ばれるキリストの弟子に見立てたことに由来する名前です。

実際には、10枚の花びら様のものは、裏も白い5枚が本当の花びら、1枚おきについた、裏が黄緑色のものがガクです。

ツボミのときに花を守っている、薄黄緑色のホウと呼ばれる3枚の部分は、開花後に落ちます。

日本では、副花冠が時計の文字盤、雌しべが針に見えることから、トケイソウと呼ばれています。

最後にキリスト教に従って、懺悔(ざんげ)です。

パークで見られるトケイソウの実は、正確には果物のパッションフルーツではありません。

パッションフルーツが収穫できるのは、クダモノトケイソウなのです。

クダモノトケイソウの花は、トケイソウの花の副花冠が大きい(フリンジが長い)だけで、ほぼ同じ姿の花を咲かせます。

バナナの仲間、ストレリチア

ストレリチア (web辞典提供)

アリエルのグリーティンググロットから先に進むと、アラビアンコーストに入ります。

アグラバーマーケットプレイスの前には、バナナの仲間、ストレリチアがあります。

バナナは木だと思われがちですが、草本、つまり草なのです。

夏に見られるストレリチアの花は、茎の先から水平につき出た、サヤのようなホウから立ち上がります。

花は青紫色で、花びらの先端に雌しべ、付け根に雄しべがあります。

花に見える、オレンジ色や黄色のものはガクです。

ひとつのホウから、およそ5輪の花が咲きますよ。

ストレリチアは極楽鳥花とも呼ばれます。

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