本番を前に意気込みを語ったキャストたち

 舞台「けものフレンズ」の公開舞台稽古が14日、東京都内で行われ、出演者の尾崎由香、本宮佳奈、小野早稀、佐々木未来、根本流風、田村響華ほかキャスト総勢20人と脚本・演出を手掛ける村上大樹氏が出席した。 

 本舞台は、今年1月から放送され好評を博したアニメ「けものフレンズ」の新たなプロジェクトとして始動。舞台版ではアニメと異なるオリジナルストーリーが展開されるほか、メーンキャラクターのサーバル、フェネック、アライグマと、“ジャパリパーク”のペンギンアイドルユニット「PPP(ペパプ)」はアニメ版の声優が演じることでも注目を集めている。

 サーバル役の尾崎は「今回はアニメにはいないフレンズもたくさん出てくるので、どんなキャラクターなのかを楽しみに見に来ていただけたら」とニッコリ。「千秋楽までドッタンバッタン騒ぎたいと思います」と気合いを入れた。

 フェネック役の本宮も「千秋楽までけが無く、楽しくやっていけたら。セットや衣装も、アニメとはまた違った魅力が満載の舞台になっているので、皆さん、癒やされて帰ってください」と笑顔でアピール。コウテイペンギン役の根本も「“皇帝”の名に恥じぬよう千秋楽まで頑張りたい」と意気込みを語った。

 開幕を目前に控え、村上氏は「時間との戦いの中、なんとか初日を迎えることができてワクワクしています」とコメント。「かばんちゃん(アニメ版の主人公)などヒトが居ない中で、みんながどのように物語が紡いでいくのかも見てほしい」と注目ポイントを紹介した。

 稽古を通じてキャストたちの成長を実感したという村上氏。「物まねをやるというのではなく、みんなが“キャラクターそのもの”になっていった」と振り返り「これだけのフレンズがみんなで歌ったり躍ったりするシーンは壮観です」と自信をのぞかせた。

 舞台は6月14日~18日、都内の品川プリンスホテル クラブeXで上演。