セミナーを行った小池百合子都知事

 「ELLE WOMEN in SOCIETY(エル ウーマン イン ソサエティ)2017」が17日、東京都内で行われ、小池百合子東京都知事ほかが登場した。

 イベントは、国内最大級の働く女性を応援するもの。小池都知事は、集まった一般女性約200人の前で「人生の転機にどう立ち向かう?」をテーマにセミナーを行った。

 小池都知事は、自身の人生の転機について「何よりも転機になったのは知事になったことです。それによって、私自身が国会で温めてきた政策を、一気に東京都で始めています」と話した。

 受講者からの質問コーナーで「悩んだ時にはどう立ち向かっている?」と質問されると、小池都知事は「あまり悩まないんですね、これが。楽しく対応しています」と笑顔で答えた。

 「人生のゴールや目標は?」との質問には、「人の役に立ちたいなと思うことでしょうか。都知事になって、あの人はこういうことをやったよね、という記憶に残るようなことをやっていきたいと思っています。私は電柱を抜こうと思っているんです。防災にもいいので、阪神・淡路大震災の時の私の教訓です」と目標を語った。

 また、管理職をしているという女性から「熟知していない分野で決断を下す際に、気を付けていることは?」と聞かれると、「それはハラハラしますね。そのことに明るい人に、セカンドオピニオンを求めるというのはありだと思います。広くいろんな意見を聞いて、答えを引き出していくことではないでしょうか」と回答した。

 「リフレッシュの方法は?」との質問には、「寝ること。ストレスをストレスと思わないこと。ストレスを楽しむぐらいの気持ちになってやらないと、と思っています」と明かした。