最強チームは何と戦うのか? 監督が語る映画『アベンジャーズ』

2012.7.17 11:59配信
『アベンジャーズ』を撮影中のジョス・ウェドン監督とスカーレット・ヨハンソンTM & (C) 2012 Marvel & Subs.

ロバート・ダウニーJr.、サミュエル・L. ジャクソン、スカーレット・ヨハンソンら豪華キャストが共演する映画『アベンジャーズ』を手がけたジョス・ウェドン監督がインタビューに応じ、大プロジェクトの中で見せた“こだわり”について語った。

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本作は、天才発明家のトニー・スターク=アイアンマン、怒りによって巨人に姿を変える科学者ブルース・バナー=ハルクらが、はからずもひとつのチームに集められ、自らの過去や苦悩と向きあいながら、地球に迫る脅威と壮絶な戦いを繰り広げる姿を描く。

「脚本を書く際、最初にプロデューサーたちと話をしたのは、この作品の登場人物たちは“ただ戦う”だけでなくいつも葛藤を抱えている、ということだった」と振り返るウェドン監督は、強大なパワーをもつ者たちが“誰と戦うのか?”について考え続けたという。「あれだけ最強のキャラクターが集まってしまうと、彼らに脅威を与えるような敵は正直いないと思うんだ。そこで“本当に彼らが戦わなければならないのは誰か?”を考え続けた結果、最大の敵は“自分たち自身”という答えにたどり着いたんだ。身体的なダメージを受けなかったとしても、自分が精神的に弱いせいで与えられた使命を果たせないとしたら、それは大きな脅威になるからね」。劇中でアベンジャーズのメンバーたちは、目前に地球滅亡の危機が迫っているにも関わらず、自分たちの不安やエゴ、おごりが原因で衝突し、観客は緊張感の途切れないドラマを味わうことになる。

物語とキャラクターにこだわるウェドン監督らしく、アクション描写も格闘や爆発、破壊シーンの積み重ねにならないよう細心の注意がはらわれたそうだ。「登場人物ひとりひとりが違うパワーをもっているので、それだけで他にはないアクション描写ができるんだ。でも、“スケール”を追求するだけではダメで、アクションが物語にしっかりと支えられていて、そこに“情感”がないとダメだと思うんだ。だからどのアクションを見ても、観客に“何が起こっているのか”をすぐ理解してほしいし、登場人物が次に何をしなければならないか、できないとどのような脅威が襲ってくるのかを伝えたかった。この映画ではすべてのアクションでそのポイントをクリアできたと思うよ」。

世界各国で驚異的な興行収入を記録している映画『アベンジャーズ』。その成功の裏には“物語とキャラクターを徹底的に追求する”というウェドン監督のこだわりが息づいている。

『アベンジャーズ』
8月14日(火) 3D/2Dロードショー

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